「他の選手との接触は…」原口元気の同僚DF、ドイツのプロ選手初となる新型コロナ陽性が判明。ハノーファーの対応は?

2020年03月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

クラブ関係者全員が検査を受ける事態に

ニュルンベルク戦で先制点を奪う活躍をみせたヒュバーズ(左端)。 試合後のイベントでまさかの……。(C) Getty Images

 現地時間3月11日、ドイツ2部のハノーファーは23歳のDFティモ・ヒュバーズが新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たと発表した。ドイツのプロサッカー選手としては初の事例となる。

 ヒュバーズは7日に行なわれたニュルンベルクとのアウェー戦(第25節)に、同僚の原口元気らとともに先発出場。先制点を挙げる活躍で、3-0の勝利に貢献していた。

 そして試合後、現地で行なわれたあるイベントに参加。その会場から感染者が出たことが明らかになり、本人が進んで検査を受けたという。ニュルンベルクの本拠地は、現在ドイツ国内で最も新型コロナウイルスが猛威を奮い、感染者が急増している地域なのだ。
 

 クラブは「感染場所となったイベントに参加して以降、ヒュバーズは他の選手たちと接触していない」と発表。しかし念のため、原口を含む選手、トレーナー、スタッフらクラブ関係者全員が検査を受けているという。

 ゲルハルド・ズーバーSDは「ティモの振る舞いは模範的なものだ。症状はまだ出ておらず、自宅に謹慎している」とコメントしている。

 ハノーファーは週末にディナモ・ドレスデンとの試合を予定しているが、もちろんヒュバーズの招集は見送られるという。さらに、練習の公開やメディア向けの会見、PRイベントなどはすべて取りやめとなっている。

 他のクラブ関係者が感染していないことを祈るばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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