Jリーグが新型コロナウイルスの影響でリーグ戦全カテゴリーの開催延期を発表。再開は3月18日を予定

2020年02月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

Jリーグがコロナウイルス対策に本格的に乗り出す

Jリーグは25日に理事会を開き、リーグ戦開催の延期を決めた。写真:徳原隆元

 Jリーグは2月25日、東京都内で開かれた理事会内で、2月28日~3月15日までに開催されるJリーグ、ルヴァンカップの全試合の実施を延期することが決定したことを発表した。なお、再開は3月18日を予定している。
 
 延期は、国内外で感染が広がる新型コロナウイルスの影響によるもの。各国でも、中国リーグの全試合の無期限延期や、イタリア・セリエAでは23日に予定されていた3試合の中止、韓国のKリーグでもシーズンの開幕を延期するなど、各国リーグも対応に追われている。
 
 Jリーグは、リーグ戦延期の発表前にも、26日に開催を予定していたルヴァン杯・第2節全試合の延期も発表しており、ウイルスの脅威を未然に防ぐため、本格的に対策に乗り出した。
 
 理事会後の会見に出席した村井満チェアマンは、延期の理由について、「昨日開催された、新型コロナウイルス感染症専門家会議にて『これから1、2週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際となります』との見解が発表され、感染予防対策および拡散防止のため、Jリーグとしては最大限協力していくことを決め、意思決定をした」と説明している。
 
 東京オリンピック開催により、もともとスケジュールが前倒しになっていたこともあり、さらに全公式戦の延期ともなれば、再開後、各クラブはよりハードな日程に対応せざるを得ない状況になりそうだ。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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