「レバンドフスキや香川がいた時のような…」ハーランド、サンチョ、17歳の新星が躍動! ドルトムントの黄金期再来を独紙が予言

2020年02月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

10代のトリデンテが爆発

2ゴールで爆発したハーランド、サンチョ(右)はともに19歳。そして17歳でCLデビューを飾ったレイナ(左)。 (C) Getty Images

 ドルトムントが今冬に、オーストリアのレッドブル・ザルツブルクから獲得したアーリング・ハーランド。移籍金2000万ユーロ(約25億円)で鳴り物入りした19歳は、ブンデスのデビュー戦でいきなりハットトリックを達成すると、その後もゴールを量産。2月18日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ(CL)のラウンド・オブ16第1レグでも、パリ・サンジェルマンから2点を奪うなど、公式戦8試合・12ゴールと爆発している。

 そのハーランドとともに、イングランド代表の19歳ジェイドン・サンチョも好調だ。シーズン開始直後は精彩を欠いていたが、少しずつ調子を上げて、ウインターブレイク明けのブンデスリーガ6試合で4ゴール・5アシスト。ここまでの13ゴールという成績はリーグランキング3位、13アシストは、リーグ2位だ(第23節終了時点)。

 そして、このふたりと並び立つ存在として期待されているのが、ジョバンニ・レイナだ。米国出身の17歳で、前述したパリSG戦には68分から出場し、カウンターからハーランドの2点目をアシストした。

 17歳と97日でのCLデビューは、チェルシーに籍を移したクリスチャン・プリシッチが記録した17歳と362日を上回る、アメリカ人選手として最年少だった。

 独メディア『rbtf』は、「10代のトリデンテ」をこのように絶賛した。

「ドルトムントは2010-11、2011-12の2シーズンで優勝を果たした。その時には、ロベルト・レバンドフスキ、シンジ・カガワ、イルカイ・ギュンドアン、その後に訪れた黄金期にはピエール=エメリク・オーバメヤンらがいた。今はハーランド、サンチョ、レイナというトリデンテがいる。彼らは黄金期の再来を予感させる」

 週末に行なわれたブンデスリーガ第23節のブレーメン戦ではサンチョとレイナが交代したため、3人が同時にピッチに立つことはなかったが、ハーランドのゴールなどで2-0で勝利。首位バイエルンとは4ポイント差の3位につけているドルトムント。独紙『Bild』は「ブラック&イエローは黄金期に差し掛かっている」とし、「彼らは優勝争いで驚きを与えるだろう」と伝えている。

 ドルトムントは今後、フライブルク(28日)、ボルシアMG(3月7日)とリーグ戦を戦った後、3月11日にパリSGとのCL第2レグに挑む。

 ドルトムントがフランスの絶対王者を打ち砕くのか。若きトリデンテに注目が集まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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