「ポルトにおける最高のひとりに戻った」中島翔哉、負傷後初のスタメン出場で高評価! 現地紙記者が絶賛

2020年02月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

3ゴール中、2ゴールの起点に

負傷後、初の先発出場を果たした中島。 (C) Getty Images

 現地時間2月12日、ポルトガルのリーグカップ「タッサ・ダ・リーガ」の準決勝第2レグが行なわれ、ポルトはヴィセウとホームで対戦。3-0で勝利し、2戦合計スコア4-1で決勝進出を決めた。リーグカップの決勝は5月25日に行なわれ、相手はポルトガル・リーグ首位のベンフィカに決まっている。

 ポルト所属の中島翔哉は、4-3-3のトップ下で先発出場。19分のPK獲得に繋がった起点のパスを出したほか、64分に生まれたゼ・ルイスの2点目は、中島の不意を突いたサイドチェンジから生まれた。そのほかにも度々好機を演出するなど、存在感を示している。

 現地メディア『GoalPoint』は、試合の「注目すべきプレイヤー」のひとりに中島を選出。10点満点中「6.9」と評価し、「アタッキングゾーンすべてに顔を出して、美しいゲームを演出。4本のシュートを放ち、1本は枠に直撃した。また、4本のパスでふたつの決定機を創出し、6回のうち4回のドリブルを成功させた」と評した。

 また、現地紙『OBSERVADOR』のブルーノ・ロセリオ記者は「ポルトにおける最高のひとりだった」と絶賛している。

「ウォームアップ中はボールタッチに苦しみ、足をひきずっていた。だが彼は回復し、ヴィセウ戦で勝利を収めたポルトにおいて、最高のひとりとなった。サッカーが大好きなナカジマは、彼はいつもの笑顔とその唇で、最も好きなことを表現していた。

 逆境の後ですら、その笑顔はセルジオ(・コンセイソン監督)が最後まで見ていたいと思うはずのものだ。彼に対する称賛は決して、目新しい技術に対するものではない、むしろフットボールとしてはクラシックなものに対してのものである。だが、単調だったポルトの攻撃面に、彼が何かを加えていることは確かだった」

 サポーターもこの日のポルトの戦いぶりには、非常に満足しているようだ。「4-3-3におけるナカジマは本当にすばらしい。彼がいて周囲も輝く」「本当に愛すべきプレーヤーだと思う。怪我はしないでほしい」といった声が、公式アカウントに寄せられている。

 今後、ポルトは16日に第21節ヴィトーリア戦を終えた後、20日にはヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦第1レグでレバークーゼンとのアウェー戦、23日には第22節ポルティモネンセ戦と過密日程が続く。

 中島の出番はおのずと訪れるだろう。チームの勝利に再び貢献することが期待されている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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