FC東京、ACL初戦の日韓対決は1-1のドロー決着。 D・オリヴェイラの先制点も終盤に失点し蔚山と勝点1を分け合う

2020年02月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

D・オリヴェイラがさすがの決定力を見せる

先制点を挙げたD・オリヴェイラ。(C)Getty Images

 2月11日、アジア・チャンピオンズ・リーグ(ACL)のグループステージ第1戦、蔚山現代(韓国)対FC東京の一戦が、蔚山文殊フットボールスタジアムで行なわれた。FC東京は先制したものの、終了間際に失点し1-1でドロースタートとなった。
 
 今季から導入の4-3-3システムで臨むFC東京は、3トップにブラジル人トリオを配置。大卒ルーキーのMF安部柊斗がプレーオフから2戦連続でのスタメン起用となった。
 
 試合は、立ち上がりこそ韓国ならではの激しいプレスに苦戦するも、徐々に持ち直し、開始4分にFWレアンドロがペナルティーエリア内でシュートを放つなど、攻勢に出る。
 
 しかし、2度ほどチャンスを得た後は蔚山のペースに。18分には、DFチョン・ドンホが右サイドから、鋭いアーリークロスをゴール前に供給すると、走り込んでいたFWビヨルン・ヨハンセンが右足で合わせる。これはクロスバーに当たり、なんとか失点を免れる。
 
 FC東京はボールを奪うと、最終ラインでゆっくりとパスを回して好機をうかがう。すると42分、CBからの縦パスを受けたレアンドロが中央を持ち上がり、右サイドから斜めに走り込んでいたDF室屋成に絶妙なスルーパスを供給。しかし、GKとの1対1となった決定機を決め切れず、0-0で前半を折り返す。
 
 後半はFC東京がサイドへの展開をうまく使い、攻撃のリズムを取り戻すと68分、左サイドからレアンドロが仕掛け、DFラインの裏にラストパスを供給。これに反応したFWディエゴ・オリヴェイラが落ち着いてGKの股を抜き、ネットを揺らす。さすがの決定力を見せつけたD・オリヴェイラのゴールでFC東京が待望の先制点を挙げる。
 
 その後は激しく攻守が入れ替わる一進一退の攻防戦に。相手の猛攻を受ける場面も多くあったが、4バックが高い集中力を保ち、身体を張った守備で対応。しかし、82分にセットプレーからまさかのオウンゴールで失点。このまま、試合は最後まで動かず、初戦は1-1のドローで決着した。
 
 次戦、FC東京は18日に、グループステージ第2節で、オーストラリアのパース・グローリーとホームで戦う。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事