“フォカッチャ断ち”で10キロ減量、カッサーノがW杯出場へ必死

2014年03月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「プランデッリ監督の気を引けるなら、なんだってする」

あのカッサーノが、自分を律して必死のアピール。ワールドカップへの並々ならぬ熱意が伝わる。 (C) Getty Images

 ブラジル・ワールドカップに向け、必死のダイエットでアピールしているのが、パルマのアントニオ・カッサーノだ。イギリスの『BBCスポーツ』が伝えている。

 EURO2012を最後にイタリア代表から遠ざかっている31歳のベテランは、2ゴールの活躍で古巣ミランを沈めたセリエA28節の試合後に語った。

「ブラジルに行くためにダイエットしているのさ。10キロの減量に成功した。フォカッチャ(イタリアのパン。ハムやチーズ、野菜を挟んで食べるのが一般的)を我慢してるんだ。食べるのは週一回さ」

「チャンスがあるかどうかは分からない。でも、なんだってするよ。プランデッリ監督の気を引けるならね」

 ダイエットの効果があってか、カッサーノはここまで11ゴールを挙げ、パルマをヨーロッパリーグ出場権が得られる6位に押し上げる原動力になっている。

「一度も経験したことのないワールドカップに、どうしても出たいんだ。その願いが叶ったら、俺は世界一ハッピーな男になるだろう」

 自身初のワールドカップ出場に、並々ならぬ意欲を見せるカッサーノ。数々の騒動を起こしてきた“元悪童”の殊勝な努力は、はたして報われるのか。
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