「リバプールはもう止められない…」名将ペップ、痛恨の黒星。キャリア最多タイの6敗目に“白旗宣言”!

2020年02月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

プレミアリーグに皮肉も…

トッテナムに敗れて、肩を落とすグアルディオラ。さすがの名将も首位リバプールとのタイトルレースからの離脱を明言した。 (C) Getty Images

 リバプールとの溝は深まるばかりだ。現地時間2月2日、マンチェスター・シティは、プレミアリーグ第25節でトッテナム・ホットスパーに敵地で0-2と敗れた。これで首位との勝点差は、22ポイントにまで広がった。

 前日にサウサンプトンを4-0と一蹴して、連続無敗記録を42試合としたリバプールに対し、シティはこれで今シーズン6敗目。ジョゼップ・グアルディオラ体制の1年目(2016-17シーズン)に並んだ。ちなみに、49歳のスペイン人監督にとってキャリア最多黒星タイとなる。

 英衛星放送『Sky Sports』によると、トッテナム戦後にリバプールの優勝は決定か問われたグアルディオラは、「イエスだ。彼らは遠すぎる。止めることができない。大きな勝点差だ。今の目標が来シーズンのチャンピオンズ・リーグ出場であることは明白だ」と白旗を上げた。

「2シーズン前に我々は勝点100を達成し、ジョゼ・モウリーニョのチーム(マンチェスター・ユナイテッド)と19ポイント差で、リバプールとの差も20ポイントとかだった。当時の彼らも強かったよ。今はもっと強くなっているが、当時も強かったんだ。でも、今は再建について話す日ではない。

 チームは良いと思っている。ウチのプレーを気に入っているよ。だが、十分じゃないんだ。我々は遠くにあり、大きな差がついている。次のシーズンで我々はもっとうまくやらなければいけない」

 一方で、グアルディオラはプレミアリーグに皮肉的なコメントも残している。

 勝点100を達成し、リーグを圧倒した際、当時のプレミアリーグのトップだったリチャード・スクダモアは、シティの独走に懸念を示した。だが、今シーズンのリーグでリバプールが独走しているのを受け、グアルディオラは、「当時のオーナーは『二度とあってはいけない。シティがあのようにタイトルを獲得するのは、プレミアリーグにとって良くない』と言っていたね」と述べている。

「だから、今のリバプールがこうなって、プレミアリーグは心配しなければいけないな」

 今シーズンの結果を受け、進退に関する噂も後を絶たないグアルディオラは、来シーズンをどのように迎えるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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