「ジョークだろ」ダービーでの退場処分にマンU指揮官が激怒! シティのデ・ブルイネは「相手は一度もチャンスがなかった」と皮肉る

2020年01月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

シティは3年連続のリーグ・カップ決勝へ

試合後に挨拶を交わしたグアルディオラ(左)とスールシャール(右)の両指揮官。 (C) Getty Images

 現地時間1月29日に行われたイングランドのリーグ・カップ準決勝第2レグ、シティ対ユナイテッドのマンチェスターダービーは、アウェーのユナイテッドが1-0で勝利したが、2戦合計3-2でシティが3年連続ファイナル進出を決めた。

 第1レグで1-3と敗れていたユナイテッドは、前半にネマニャ・マティッチのゴールで先制。だが、後半にそのマティッチが2枚目のイエローカードをもらって退場処分となり、数的不利に陥ると、追加点を奪うことはできなかった。

 試合後、ユナイテッドを率いるオレ・グンナー・スールシャール監督は、マティッチ退場の判定に不満を表している。英衛星放送『Sky Sports』によれば、指揮官は「ここで得点するのは11人でも大変なんだ。10人ならなおさらだよ」と話した。

「あれは絶対に退場じゃない。私からすれば、まったくのジョークだ。本当に皮肉だよ。彼は最初のファウルでイエローカードを出され、2度目のファウルでまたイエローだった。ファウルですらないのにね」

 スールシャールは「今夜の我々はどれだけ彼らにファウルされた?ダニエル・ジェームズは何回倒されたかな?前半のジェシー(・リンガード)は?」と不満を続けている。

「選手たちは本当に全力を尽くした。わたしはとても誇りに思う。短期間のうちにここで2回も勝ったんだ」

 一方、シティのケビン・デ・ブルイネは「本当にどうして僕らがこの試合で負けたのか理解できない」と、ユナイテッドにはそれらしいチャンスがなかったと自身の見解を述べている。

「今日のユナイテッドは、1度もチャンスがなかった。僕らが無駄にし過ぎたんだ。僕らがずさんだっただけだと思う。ユナイテッドにめぼしいチャンスがあったように見えた?」

 だが、シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は「(12月に)負けた時も言ったが、ユナイテッドは多くを必要としない。前線のクオリティーが素晴らしい」と、ユナイテッドに賛辞を寄せた。

「すべての試合で安定していないかもしれない。ホームでは深く守るチームを相手に苦戦しているかもしれない。だが、私は彼らのプレーが好きだよ。時間を与えれば、彼らは長年そうだったようなユナイテッドに戻るはずだ」

 そのうえで、グアルディオラは「2試合とも我々は本当に良いプレーをした。ファンタスティックだった」と、シティがファイナル進出に値したとも強調している。

「とてもうれしく思っている。本当に良いプレーをした。180分間で我々はユナイテッドより良かったということだ」

 データサイト『Opta』によると、3年連続のリーグ・カップ決勝進出は、ノッティンガム・フォレスト、リバプールに続いて史上3チーム目。シティは3月1日のファイナルでアストン・ビラと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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