【ACLプレーオフ展望】FC東京×セレス・ネグロス|フレッシュな布陣で、新機軸の3トップがゴールを奪えるか?

2020年01月28日 後藤勝

タイのポートFCを下して勝ち上がってきたフィリピンの雄が相手

故障者/永井、
出場停止/なし

ACLプレーオフ
FC東京-セレス・ネグロス
1月28日(火)/19:00/東京スタジアム

FC東京

2019年成績(J1):2位 勝点64 19勝7分8敗 46得点・29失点

【最新チーム事情】
●今シーズンから導入の3トップを採用か
●右ウイングは紺野和也の可能性も
●長谷川監督が「4~5人を入れ替える」と明言

【担当記者の視点】
 2019シーズンのJ1で2位に入ったFC東京が、ACLグループF最後の椅子をかけ、嶺岸光、小田原貴というふたりの日本人選手を擁するフィリピンのセレス・ネグロスとホームで激突する。

 タイのポートFCを下して勝ち上がってきたセレス・ネグロスは侮れないチームだ。映像を見た長谷川健太監督は25日、「チームとしてしっかり機能している。要所、要所にタレントもいる」と警戒。27日に行なわれた前日会見でも、「身体能力の高い選手がいる。やってみなければわからない」と、格下と見ることなく最大限の準備をして決戦に臨む構えだ。
 
 一方のセレス・ネグロスは東京を「かなりのリスペクトをしないといけない相手」(嶺岸)と考えており、守備的に戦う可能性がある。

 東京が決定機を逃し続ければ、カウンター一発に沈む展開になる危険性もある。ヴィッセル神戸から新加入したDFのジョアン・オマリが、「本選に勝ち進まなければいけないので、とても慎重に、集中をして本気で臨まなければならない試合だと思います」と、気を引き締めるのも無理はない。

 とはいえ、今シーズンから4-3-3を導入したのは、現有選手の力を最大限に活かすという狙いとともに、得点力をアップさせるため。慎重さを欠いてはならないが、勇気を持って敵陣に向かっていく必要もある。

 3トップはアダイウトン、レアンドロとプラスひとり。21日のV・ファーレン長崎との練習試合では原大智が右ウイングを務めていたが、20日のベガルタ仙台戦で活躍した紺野和也がこの椅子に座る可能性もある。

 いずれにしても、まだ3トップのコンビネーションは深まっていない。だが、個の力で強引に点をもぎ取る可能性も考えられる。その後列でゲームを組み立てるインサイドハーフで東慶悟とコンビを組むのは安部柊斗か。仙台戦で活躍した三田啓貴を先発させるのか、切り札としてとっておくのかも気になるところだ。

 負傷明けのディエゴ・オリヴェイラ、橋本拳人、渡辺剛も十分にプレー可能な状態ではあるが、長谷川監督が「(昨季の主力から)4~5人を入れ替える」と明言していることから、無理せずベンチスタートとなる公算が高い。フレッシュなFC東京がガチンコのセレス・ネグロスから点を獲れるのかが、ポイントととなるだろう。

取材・文●後藤勝(フリーライター)

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