「ワニ園があって…」元イタリア代表ディアマンティが語った、中国での不思議な光景。そして、日本の印象は?

2019年11月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「近い未来、また行くという可能性は捨てられない」

Aリーグのウェスタン・ユナイテッドでプレーしているディアマンティ。 (C) Getty Iamges

 移籍専門記者のジャンルカ・ディ・マルツィオ氏の公式サイトに、元イタリア代表で、現在はオーストラリアのAリーグ、ウエスタン・ユナイテッドに所属するアレッサンドロ・ディアマンティ(36歳)のインタビューが公開された。近況が語られており、これまでのキャリアについてや、今夏は日本に長期滞在したことなどが明かされている。

 ディアマンティはまず、オーストラリアでの生活について、「すべてが素晴らしい。気候も青空も、自然も、快適な条件がすべて揃っているように感じる。オーストラリアのサッカーは現在も進化しており、技術的にも皆が成長を続けている」と語っている。

 さらに、これまでのキャリアで最も後悔したこととして、ウエストハムを退団したことを挙げた。イタリアのリボルノからジャンフランコ・ゾラが率いるイングランドの同クラブへ加入。5年契約を結んだが、1年でゾラが解任したことに伴い、同時期に退団している。

「加入してから最初の数か月は、イタリアでレベルの高いプレーができていたはずなのに、自分の思い通りにプレーできなかった。自分自身でもどんな問題があるのか分からない時期が続いて、もっとうまくできたはずだった」

 その後、2014-2016シーズンは中国の広州恒大に所属。異国で目にした"不思議な出来事"について、ディアマンティはこのように語った。

「中国で目にしたことのすべてを話すとしたら、8回以上のインタビューが必要だ! もし、ひとつピックアップするなら、ある日、家族でワニがたくさんいる動物園へ行ったんだ。幼いワニもたくさんいて、飼育員にかいがいしく世話されていた。

 けれど、この動物園の隣には、ワニの肉を使ったハンバーガーレストランが隣接されていて、道の向こうには、ワニ皮を使った雑貨や衣料品を扱うショップがあったんだ」

 中国の人々の商魂の逞しさには、さすがのディアマンティも驚いたようだ。また、今夏に旅した日本については、このように語っている。

「40日間、家族と一緒に日本を旅したんだ。また行く可能性は排除できない。言葉を失うほどに感動したんだ。東洋の文化はつも新しい発見がある。ほかでは味わえない感動を覚えることができる」

 Aリーグでは、今もなお若手とそん色ない切れのあるプレーを披露しているディアマンティ。現役引退はまだもう少し先になりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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