「涙が止まらない」町田が相馬直樹監督の退任を発表。クラブの功労者にサポーターからも感謝のコメント

2019年11月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

今季は勝点43で18位。最終節まで残留が決まらない厳しいシーズンに

町田をJ3からJ2で優勝争いの出来るチームに育て上げた相馬直樹監督。写真:滝川敏之

 FC町田ゼルビアがクラブの公式ホームページで相馬直樹監督の退任を発表した。

 現役時代は、フランス・ワールドカップにも出場した元日本代表で、鹿島などでも活躍していた相馬監督は、2010年に当時JFLだった町田の監督に就任。翌年に一度は退いたものの、2014年から6シーズンに渡って町田を指揮した。

 就任当時の2014年はJ3で3位、翌年も2位に入り、J2に昇格。昨年の2018年はJ2で4位に食い込み、今季はいよいよJ1昇格を視野に入れてスタートしたが、苦戦を強いられ18位。最終節まで残留が決まらない厳しいシーズンだった。

 相馬監督の退任時のメッセージは以下の通り。

「2014シーズンからの6年間、さらにはJFLで戦った2010シーズンも加えますと都合7年と、本当に長い間、このクラブで監督を務めさせていただき、ありがとうございました。

 ホームタウン町田市、そして町田市民の皆様、スポンサーの皆様、ファン・サポーターの皆様には、いつも応援し、支えていただいたこと、本当に感謝しております。特に今シーズンはずっと苦しい状況が続きましたが、チームを信じて最後まで支えてくださったおかげで、来季もJ2の舞台でJ1を目指して戦う権利を得ることができました。

 それからフロント、アカデミーをはじめクラブに関わる皆様、そして現場で日々一緒に戦ってくれた選手、スタッフにも感謝しかありません。

 振り返ってみますと、嬉しい、悔しい、楽しい、苦しい、他にも色んな感情とともにたくさんの光景が思い出されます。これらすべてが私の財産であり、素晴らしい経験です。改めてゼルビアファミリーとの6年間に感謝いたします。

 今後はクラブと別の道を歩むこととなりますが、FC町田ゼルビアがJ1の扉を開けてくれることを願っております。

 長い間、本当にありがとうございました」
 退任の一報を聞いたファン・サポーターからはクラブの公式SNSに沢山の感謝のコメントが寄せられた。

「涙が止まらない。感謝しかない」
「素敵な時間を私たちに与えてくださり本当にありがとうございました。感謝の言葉しかないです」
「寂しいです。長い間お疲れさまでした」
「とうとう、この日が来てしまった…長い間ありがとうございました」
「こんなにゼルビアが好きになったのも相馬ゼルビアだったからです」
「いつの日かまたJ1の町田を率いて下さい!」
「道は違っても、これからも相馬監督のことを応援しています!」
「今までありがとうございました。J1の扉を開くのはこれからかもしれないけど、J2への扉を作り、開き、J1への扉を設えたのは間違いなく相馬さんの功績だと思います」
「相馬さんには感動と夢を見させていただきました!!!!」
「退任は、残念ですが、また相馬ゼルビアを見たいです」
「これからもずっと相馬ゼルビアが良かった。ここまで連れてきてくれて本当に感謝しかない」

 沢山のサポーターからも惜しまれつつも退任となった相馬監督。確かな手腕も見せていただけに、今後も指導者として活躍できるか、注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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