ビッグチャンスを逃した香川真司、途中交代に悔しさを露わ…PK失敗も響いたサラゴサは94分の失点でまさかの黒星

2019年11月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

サラゴサが圧倒的に支配するも…

ビッグチャンスを逃した香川は72分で途中交代となった。 (C)Mutsu KAWAMORI

 現地時間11月16日に行なわれたスペインのラ・リーガ2部の第16節で、香川真司を擁する6位のサラゴサが、ホームで9位のアルバセーテと対戦した。香川は4-2ー3-1のトップ下で2試合連続のスタメン出場を果たした。

 序盤からサラゴサが押し込む展開のなか、オフサイドになったとはいえ、立ち上がりにポスト直撃の左足シュートを放った香川は26分、左サイドでボールをキープし、敵に囲まれながらも絶妙のクロス。走り込んできたルイス・スアレスがDFと交錯して倒れるも、ノーファウルと判定され、PKはもらえなかった。

 このシーン以外での前半のサラゴサのチャンスは、ボランチのエグアラスが放ったミドルぐらいだった。

 0-0で折り返して迎えた後半、香川にビッグチャンスが訪れる。64分、相手のバックパスに反応してGKと1対1になるも、左足のシュートをポストに当ててしまう。

 攻勢を強めるサラゴサは71分、スアレスが持ち込んでフリーのブランコにラストパスを供給。しかし、この決定機もシュートミスで決め切れない。

 この直後の72分に香川はリナレスとの交代を余儀なくされる。日本代表MFは、ユニホームを脱ぎながら、悔しそうな表情でベンチへと下がっていった。

 なかなか均衡を破れないサラゴサは、87分にPKを獲得。しかし、エグアラスがGKにセーブされ、この千載一遇の好機も逃してしまう。

 このままスコアレスドローで終わるかに思われた94分、セットプレーからアルバセーテのシルベストレにボレーを叩き込まれ、痛恨の失点。圧倒的に支配していたホームチームにとっては、まさかの黒星となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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