「最高の2年を失った!」「ヴェンゲルは僕を…」マハレズ、レスター優勝後に移籍できなかった不満を暴露

2019年11月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

アーセナル行きの可能性があったことを告白

レスターの急先鋒として伝説的なメンバーの一員となっていたマハレズ。だが、その後、クラブとは衝突していたようだ。 (C) Getty Images

「奇跡の優勝」の立役者のひとり、エヌゴロ・カンテは、2016年7月にチェルシーへステップアップした。だが、同じくビッグクラブ行きを望んだリャド・マハレズは、アーセナル入りに近づきながらも移籍に至らなかった。

 そんなアルジェリア代表MFは、古巣レスターが移籍を認めなかったことで、キャリアにおける大切な2年を失ったと考えているようだ。英衛星放送『Sky Sports』によると、仏サッカー専門誌『France Football』で、「優勝後にトップクラブに行けたら、同じことにはなっていなかっただろうね」と振り返った。

「僕にとっては明白だ。僕は最高級のレベルでの2年を失った。2年だよ!」

 マハレズがレスターを去ったのは、優勝から2年後の2018年。ジョゼップ・グアルディオラ率いるマンチェスター・シティに加入し、昨シーズンは国内3冠を達成している。

 だが、マハレズは、「27歳でシティに行くのではなく、24歳か25歳で行くことだってできたはずなんだ。でも、レスターが止めたんだよ。『お前は行けない、行けないぞ!』ってね」と続けた。
「アーセン・ヴェンゲルは、本当に僕との契約を望んでくれていた。その彼と僕の代理人が話していたんだ。2016年の夏、アーセナル(移籍)はほとんど決まっていたんだよ。本当に、すごくフラストレーションだった。

 年間最優秀選手に選ばれて、次のシーズンに残留を競うチームの一員でいるのは、簡単なことじゃないんだ。同じ仕事じゃないんだよ。みんなが自分を待ち、自分がすごいパフォーマンスをすることを期待するんだ」

 2016-17シーズンのアーセナルは、長年続いたチャンピオンズ・リーグ出場権を逃し、以降は欧州最高峰の舞台から遠ざかっている。翌シーズンをもってヴェンゲルは退任し、ウナイ・エメリ監督になってからも復活を遂げられていない。

 それでも、マハレズは「奇跡の優勝」後に移籍できなかったことへの不満が残っているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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