「浦和のヘッドボーイ」「明らかな脅威」中東メディアが興梠慎三をACL決勝のキーマンとして警戒!

2019年11月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

戦術的ポイントとしたのは?

決勝進出の立役者となった興梠。ファイナルの舞台でも結果を残せるか。(C)SOCCER DIGEST

 11月9日、浦和レッズは、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝の第1レグ、サウジアラビアのアル・ヒラルとのアウェー戦に挑む。

 2年ぶり3度目の戴冠を狙う浦和にとって、この敵地での第1戦で貴重なアウェーゴールを奪えるかどうかがポイントとなる。攻め込まれる時間帯が長くなる可能性が高いが、もし1点でもゲットできれば、ホームでの第2レグ(24日に開催)に向けて、大きなアドバンテージとなる。

 その意味で、鍵を握りるのがエースの興梠慎三だ。中東の情報を日々発信している現地メディア『SPORT360』も、キーマンとしてこのストライカーの名前を挙げている。

「11月24日のフィナーレの後、もしホームで戴冠を果たした場合、浦和はストライカーの興梠に多大な感謝をしなければならない。彼はACLで8ゴールを挙げており、2位のチームメイトよりも6点も多い。そのうち半分をヘッドで叩き出しており、このコンペティションにおけるキーマンだ」

 そして、「この"明らかな脅威"は、魅力的な要素と結び付けられる」として、こう続けている。
 
「アル・ヒラルの両SB、ヤセル・アル・シャハラニとモハンメド・アル・ブレイクは、攻撃的な選手だ。とくにホームでは、アドバンテージを得るために、その姿勢が顕著になるだろう。浦和が2シャドーのファブリシオと長澤和輝を、興梠が望むスペースを作り出すために彼の後方に置くのか、それとも両SBの仕掛けを警戒してワイドに置くのか。これは、戦術的なポイントである」

 両SBが積極的にオーバーラップを仕掛けるホームチームの隙を突き、1トップして残っている興梠がアウェーゴールを奪えるか。ちなみに、ホームチームのCBの一角には、今年7月までFC東京でプレーした元韓国代表DFチャン・ヒョンスが入ると予想されている。

 手の内を知り尽くした両雄のマッチアップに注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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