「どの試合も僕の誇りであり財産です」J2山口の元日本代表DF、坪井慶介が現役引退を発表

2019年11月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

11月16日のホーム最終戦後に引退セレモニーを開催

2018年から山口に所属する坪井慶介。今季は4試合の出場に留まっている。写真:徳原隆元

 11月7日、レノファ山口はクラブの公式ホームページで、所属するDFの坪井慶介が現役引退することを発表した。

 坪井は四日市中央工高、福岡大を経て2002年に浦和レッズに加入すると、その年のJリーグ新人王に選ばれ、翌年の2003年から2007年まで日本代表に継続的に招集された。その間に開催された2006年のドイツ・ワールドカップでは、初戦のオーストラリア戦と3戦目のブラジル戦にスタメン出場を果たした。

 代表通算は40試合出場、クラブレベルでも、J1通算315試合、J2通算32試合(2019年11月7日現在)、ACL18試合を含む公式戦454試合に出場。リーグカップ、J1リーグ、天皇杯、ACL、J2リーグと各コンペティションでタイトルを獲得している。

 浦和退団後は、2015年から2017までの3シーズンを湘南ベルマーレで、2018年から現在までを山口でプレーしている。山口での今季はリーグ戦4試合に出場。5月25日の第15節・京都戦でフル出場していたが、その後の出場はなかった。9月6日にはクラブの公式HPにて、右アキレス腱周囲炎で3週間程度の加療予定と発表されていた。

 坪井のコメント全文は以下の通り。
 
「坪井慶介40歳、今シーズン限りで現役を引退する事を決断しました。18年間応援頂きました皆さま本当にありがとうございました。

 2002年に浦和レッズに加入させて頂き湘南ベルマーレ、レノファ山口と3チームを渡り、W杯にも出場し、40歳までプロサッカー選手を続けることが出来るなんていうことは夢にも思っていませんでした。プロサッカー選手として経験した、公式戦454試合、日本代表としての40試合はどの試合も僕の誇りであり財産です。

 浦和、湘南、山口で出会ったチームメイト、監督、スタッフ、支えて頂いたファン、サポーター、スポンサー様全ての方々に感謝致します。本当にありがとうございました。

 また僕をプロサッカー選手に育ててくれた小学校、中学校の指導者の皆さま、四日市中央工業の樋口先生、福岡大学の乾監督に改めて感謝いたします。

 そして最後に、僕を生み育ててくれた両親、妻、3人の子供たち、家族の存在が常に僕の一番の支えであり活力でした。本当にこんな幸せなサッカー人生を過ごさせてくれてありがとう。

 戦うピッチは変わりますが18年間で得た経験を活かし走り続けて行きますのでこれからも応援よろしくお願い致します」

 11月16日に開催される、ホーム最終戦の41節、モンテディオ山形戦後に引退セレモニーを行う。なお、坪井の引退会見の予定はなく、練習後の囲み取材に応じる予定だと言う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事