「スカウトが感銘を受けた」U-17W杯で大活躍の若月大和にユーベが熱視線!? 補強リスト入りとも

2019年10月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

内定済みの湘南からの引き抜きも画策か

オランダ戦の全得点に絡んだ若月にイタリアの絶対王者が夢中になっているようだ。 (C) Getty Images

 世界をアッと言わせた日本のヤングスターに、イタリアの絶対王者が目を付けたようだ。

 現地時間10月18日にブラジルで開催中のU-17ワールドカップのグループリーグ初戦に臨んだ日本代表は、欧州王者のオランダ代表を3-0で撃破した。

 優勝候補の一角と目されたオランダを打ち破った若きサムライ戦士たちの中で、出色のパフォーマンスを披露したのが、若月大和だ。

 36分に西川潤のスルーパスに反応して右足で先制点をゲットすると、67分にも再び西川からのホットラインで追加点を挙げる。そして77分にはダメ押し点となるPK獲得に繋がるハンドを誘発した。

 全得点に絡む大活躍を見せた若月。オランダのテレビ局『NU.nl』が「日本のビッグスターだ」と絶賛した17歳の大器には、早くも欧州のメガクラブが熱視線を送っているようだ。

 現地時間10月28日、イタリア・メディア『Calcio Mercato』が、セリエA8連覇中の名門ユベントスが獲得に向けた準備を進めていると報じた。
『Calcio Mercato』は、若月のオランダ戦のプレーについて、「素晴らしいパフォーマンスを披露した17歳は、間違いなくピッチで一番の存在だった」と絶賛。そして、ユベントスが注視していることを伝えている。

「クラブにとって必要な能力を備えた才能を見つけることは、重要なことだ。ユベントスも常に未来を見据えている。オランダ戦で輝いたワカツキのパフォーマンスに対し、ビアンコネーリ(白と黒の意。ユベントスの愛称)のスカウトは感銘を受け、補強リストに加えたようだ」

 ただ、桐生第一高校に在学中の若月は、来シーズンから湘南ベルマーレへの加入が内定している。それでもユーベは、2020年での獲得を目指しているという。そのオペレーションについて、記事は次のように綴っている。

「ワカツキは2020年から湘南との契約が決まっているが、ユベントスがイタリアに連れていくように申し出ようとしている。獲得後に現在セリエCに所属するU-23チームでプレーさせ、経験を積ませるようだ。

 ただ、湘南もワカツキを簡単に譲るつもりはなく、ユベントスであっても獲得は容易ではない。本人の決断が重要になるだろう。もし、本人がユーベのシャツを着たいと思えば、すぐにプレーさせることができるが、そうでない場合は、2021年以降になる」

 はたして、日本の若武者は、ビアンコネーリのユニホームに袖を通すのか――。現地時間10月30日(日本時間31日8時キックオフ)に行なわれるアメリカとのグループリーグ第2節でのパフォーマンスにも注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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