「監督に気に入られてない…」ニューカッスルの武藤嘉紀が冬の放出候補に!? 地元紙が分析

2019年10月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

飽和状態にあるFW陣の中で序列は…

活躍の期待が与えられずに苦しむ武藤に対し、地元紙が放出を示唆した。 (C) Getty Images

 プレミアリーグで苦しい時間を過ごしているサムライ戦士は、来る1月に居場所を失うのかもしれない。日本代表FW武藤嘉紀のことである。

 昨夏にブンデスリーガのマインツからニューカッスルに加入した武藤は、残留争いに巻き込まれたチーム事情もあって、1年目はリーグ戦17試合で1得点と不完全燃焼に終わった。

 適応期間を終えたと見られた新シーズンは、肉体改造にも取り組んで開幕を迎えたが、スティーブ・ブルースに指揮官が代わったうえ、夏の移籍市場で、アンディ・キャロル、ジョエリントン、アラン・サンマクシマンとFWが相次いで加入。その影響もあって、ここまでの公式戦6試合で1ゴールに終わっている。

 なかなかチャンス与えられていない武藤だが、その現状について、地元紙『Sunderland Echo』の見解は辛辣だ。「ニューカッスルはすでに1月の移籍マーケットで誰を外に出すかを議論している」と見出しを打った記事内で、次のように評した。

「スティーブ・ブルースが冬の移籍市場で、新たに選手を獲得したいのならば、一人か二人は放出する必要性がある。それはフェデリコ・フェルナンデスかマンキージョ。もしくはブルースが気に入っていないムトウかもしれない。彼はいまやメンバーにも入れていない」

 さらに同紙の取材に応じたジョーダン・クローニン記者は、キャロル、ジョエリントン、サンマクシマン、武藤、ドワイド・ゲイルとダブついているFW陣にメスが入れられる可能性が高いと語っている。

「いま、ニューカッスルの前線のタレントは明らかに飽和状態にある。ブルースが誰かを引き抜くためにいずれかのストライカーを売りに出すことは間違いない。そのなかでムトウはリストに載っているし、ゲイルはすでにチャンピオンシップ(英2部)のクラブから興味を抱かれている。ビジネスはすでに始まっている」

 タインウェアの名門の扉を叩いてから約1年。もがき苦しむ日本代表FWは、活躍の機会を求め、新天地を求めるのか――。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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