先発フル出場の乾貴士、因縁の古巣サポからブーイングも溌溂プレー!エイバルは“棚ぼた”の1点でベティスとドロー

2019年10月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

4-3‐3の左ウイングで先発フル出場

古巣のベティス戦で6試合連続のスタメン出場を果たした乾。(C)Mutsu KAWAMORI

 現地時間10月4日に行なわれたラ・リーガ第8節で、乾貴士が所属するエイバルが、同じ勝点8のベティスと敵地で対戦した。

 昨夏に移籍しながら満足な出場機会を得られず、半年間のみのプレーに終わった古巣との対戦になる乾は、4-3-3の左ウイングで2試合連続の先発フル出場を果たした。

 最初にビッグチャンスを掴んだのはベティス。20分、FWロレンの見事なアウトサイドパスを受けたアレックス・モレーノが、エリア内で完全にフリーになるが、シュートは枠を外れる。

 27分にも、カナレスのパスをA・モレーノがヘッドで落としたところをロレンがシュート。これはGKドミトロビッチにセーブされた。
 
 劣勢を強いられ、なかなかチャンスが作れなかったエイバルに、絶好機が訪れたのは34分だった。CKの競り合いでエスカランテがカナレスのファウルを受け、PKを獲得。これをオレジャーナが落ち着いて決めて、先制点を挙げる。

"棚ぼた"でリードを奪ったアウェーチームは、その後もピンチを招きながらも前半を無失点で凌ぎ切った。 

 後半に入って53分、左サイドでボールを受けた乾がドリブルで突っ掛け、得意の位置から右足でシュートを放つも、DFにブロックされる。62分にも果敢なプレスでボールを奪い、そのままドリブルで切れ込むなど、時折古巣のサポーターからブーイングを浴びながらも、この日の22番は攻守に溌溂としたプレーをみせた。

 試合は65分、セットプレーからマンディ、バルトラと繋がれ、最後はロレンに押し込まれて同点に追いつかれる。その後もホームチームに攻め込まれ、終了間際にはエスカランテが退場に追い込まれながら猛攻を凌ぎ切ったエイバル。3連勝は逃したものの、敵地で貴重な勝点1を奪取している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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