負傷交代していたブレーメン大迫勇也、軽傷であることが判明。週末のリーグ戦には出場へ

2019年09月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

替えの利かない存在だけに…

負傷していないことが報じられた大迫。ブレーメンにとっても朗報だ。 (C) Getty Images

 ドイツ1部のブレーメンに所属している大迫勇也。今季はリーグ戦すべてに先発出場し、チームに欠かせない主力として重用されている。

 現地時間14日に行なわれた第4節ウニオン・ベルリン戦に先発し、68分までプレー。この際、足を引きずりながらピッチを去ったため、負傷が疑われていた。負傷者を多数抱えているブレーメンの指揮官、フロリアン・コーフェルトも試合後の会見で「本人はけいれんと言っていたが…。悪い状態ではないことを祈るしかない」と大迫の具合を懸念していた。

 しかし、その心配は杞憂だったようだ。地元紙『kreiszeitung』は、16日付けで「ブレーメンはほっと一息」と報じた。

「ウニオン・ベルリンとの対戦で退場した大迫は、筋肉の負傷ではなく、ふくらはぎのけいれんのみで収まった。大きな負傷ではなかったことが幸いだ。来週の土曜日にRBライプツィヒ戦に出場することは可能だと思われる」

 また、現地紙『BILD』も「ブレーメンの"野戦病院"は縮小しつつある」と報じつつ、大迫の負担についても言及している。

「今季、ブレーメンの攻撃的なスターは、代表ウィーク中に航空会社のマイレージを熱心に集めた。先週、火曜日にミャンマーとの一戦に出場した後は、木曜日にはチームのトレーニングに合流。ケアを受けながらも、体が悲鳴を上げたのも不思議ではない」

 昨季に攻撃の要として躍動したマックス・クルゼが移籍した今季、大迫はそのクルゼの後継者としてチームの攻撃を牽引する存在となっている。すでに3ゴールを記録して調子も上がっているようだが、替えが効かない存在なだけに、チームも負荷をかけすぎることは避けたいと考えているようだ。

 クラブマネージャーのフランク・バウマンは大迫の状態について、「できる限り配慮していくしかない」とコメントしている。

 昨季は日本代表として参加したアジアカップ後、背中の負傷で2か月以上の離脱を余儀なくされた大迫。同じような失敗を繰り返さないために、クラブ側も慎重になっているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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