「ボローニャにとってお買い得」「吉田麻也に匹敵する」元日本代表監督ザッケローニが冨安健洋を絶賛!

2019年09月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「完成された選手だ」

ボローニャでは右SBで先発し、ウイングバックさながらの働きでチームの好守に貢献している冨安。 写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 今夏にベルギーのシント=トロイデンからイタリア・セリエAのボローニャに移籍した冨安健洋。プレーを重ねるにつれ、イタリアにおける20歳の日本人DFの評価は右肩上がりとなっている。

 日本サッカーをよく知るイタリアの識者も、冨安に惜しみない賛辞を寄せている。かつて日本代表を率いたアルベルト・ザッケローニ監督だ。

 イタリア・メディア『tuttomercatoweb.com』のインタビューで、ザッケローニは冨安について「完成された選手だ。ボローニャにとってはお買い得だね」と称賛。テクニカル部門を統率する名ディレクターのワルテル・サバティーニが冨安を獲得したのは「偶然ではない」と述べ、高い能力を評価されての結果だと認めている。

 さらに、ザッケローニは「日本からも良い選手だと聞いている。彼らは、約10年前からヨーロッパでプレーしている吉田(麻也)と比較し、彼と匹敵する素材だと言っているんだ」とコメント。「真のサッカー選手のクオリティーを備えている」と、冨安を絶賛しているのだ。

 シニシャ・ミハイロビッチ監督が指揮を執るボローニャで、冨安は開幕節から右SBのレギュラーとして2試合に先発フル出場。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』が2試合連続でチームのベストプレーヤーに選出するなど、新天地で順調な滑り出しを見せている。

 日本代表としても、5日に行なわれたパラグアイ戦で前半はCB、後半は右SBとしてプレーし、高く評価された。10日に行われるミャンマーとの2022年ワールドカップ・アジア2次予選の初戦でも、その活躍に期待がかかる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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