【日本代表】「急増する海外組をどうチェックしている?」森保監督が“秘策”を明かす!

2019年08月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

世界で日本人が評価されているのは指導者の成果

急激に増えている海外組の対応について、森保監督が言及した。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 日本サッカー協会は8月30日、キリンチャレンジカップ2019のパラグアイ戦(9月5日)、ワールドカップ・アジア2次予選のミャンマー戦(同10日)の日本代表メンバー23名を発表した。

 発表後の会見で、海外組が増えている現状について聞かれ、森保監督はこうコメントしている。

「海外の、特にヨーロッパを中心とするサッカー大国でプレーしている日本人選手の数は、本当に増えていると感じます。世界のサッカーのマーケットに日本人が評価されて、その土地でチャレンジするという、選手の努力の賜物ですし、そのチャレンジは頼もしく思っています。それだけでなく、日本の指導者の成果だとも思っています」

 サンフレッチェ広島のコーチ、監督を経て代表監督へと昇り詰めた指揮官は、日本の指導者、育成への想いをこう語った。

「選手の努力はもちろんだが、選手を育てている、日本の普及、育成という部分の指導者のみなさんが、選手たちを世界のサッカーマーケットに上がるように指導してきたということ、指導者の成果だと思っているので、世界と戦う選手を育てられるという日本の一指導者として、自信を持って世界と戦って行ければと思っています」

 また海外組のチェック体制についてはこう答えた。

「いま海外にいる選手達のスカウティングは、8月も5人の代表コーチを現地に派遣して視察した。2人はJFAの国際委員としてヨーロッパを拠点にして現地で観てもらっています。また、8月には3人の日本からのコーチングスタッフに視察としてヨーロッパに行ってもらいました。
 
 普段の選手達のプレーについては、その2人の国際委員が手分けして現地で試合を見て、選手ともコミュニケーションを取ってもらっています。すべての選手の映像を手に入れることができますので、毎節試合をチェックしています。そのチェックの仕方もランダムにだけではなく、選手をグループ分けして、担当のコーチを決めて継続的にも視察しています。国内はJリーグを中心に毎節各会場にスタッフたちが試合を観に行き、映像などでもスカウティングは行なっています」

 万全な体制で、急増する海外組を漏らすことなくチェックしていると語った指揮官。欧州各国で揉まれた選手たちをどう融合されるのか。腕の見せ所だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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