韓国サッカー界に激震! なんと元代表の高校サッカー連盟会長が性的暴行と横領の容疑で…

2019年08月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

保護者に「子どもの将来を潰すぞ」と脅迫も

チョン氏は言わば、韓国サッカーにおける育成のスペシャリスト。一大スキャンダルが大きな波紋を呼んでいる(写真はKFA公式ツイッターより)。

 韓国サッカー界がスキャンダルに揺れている。
 
 8月9日、韓国の最大スポーツ紙『スポーツソウル』が伝えたのが、高校サッカー連盟会長が関わる前代未聞の事件だ。告発されているのは元韓国代表MFで、1994年アメリカ・ワールドカップにも出場したチョン・ジョンソン氏。なんと氏は以前勤務していた高校サッカー部の監督時代、保護者に対して性的暴行に及び、部の運営費を横領していたというのだ。
 
 詳報した『ニュースルーム』(JTBC)によれば、チョン監督は数年に渡って保護者から集めた運営費の一部を着服し、退職金積み立て費などを含めて総額で数千万ウォン(約百万円)を横領。さらに酷いのは、息子の問題で来校した保護者に性的暴行を加えた一件で、「このことを話せば子どもの将来を潰す」と母親を脅したとされている。
 
 すでに警察が捜査に乗り出しているが、チョン監督はいっさいの声明を拒否。一連の報道を受けて動いたのが韓国サッカー協会の公正委員会で、警察の捜査とは別に調査を実施し、8月12日に行なわれる委員会でチョン氏の懲罰について議論するようだ。少なくとも資格停止1年、最高で除名処分になる可能性もあるという。
 
 高校の指導者が引き起こした大騒動。もし容疑がすべて事実ならば、元代表選手の犯した行為だけに、韓国サッカー界の名誉にも傷をつけることになりそうだ。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
参照元●スポーツソウル日本語版
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