【日本 対 オーストラリア】週刊サッカーダイジェストの寸評・採点

2014年11月18日 週刊サッカーダイジェスト編集部

システム変更で流れを引き寄せ、交代策も的中したアギーレ監督。

積極的なパスカットが光った今野。値千金の先制弾も。 (C) SOCCER DIGEST

【週刊サッカーダイジェスト特派記者による寸評・採点】
取材:谷沢直也・白鳥和洋・広島由寛・本田健介(週刊サッカーダイジェスト編集部)
 
【マッチレポート|日本 2-1 オーストラリア】
 
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【日本代表】
[GK]
1 川島永嗣 6 
17分のセーブ、エリア外に飛び出した43分のクリアなどピンチを防ぐ。ミスもあったが、サイドにパスを散らし、つなぐ意識も見せた。
 
[DF]
3 酒井高徳 6 
終始、上下動を繰り返し、本田とのパス交換で右サイドの起点に。ミスらしいミスもなく、粘り強い守備で、相手の進攻を食い止めた。
 
22 吉田麻也 6 
相手の俊敏性に対して後手に回り、ドリブル突破を許す場面があったものの、空中戦での強さはさすが。後半はロングフィードも通した。
 
6 森重真人 5.5 
SBのカバーをそつなくこなす。CKの流れから鮮やかな突破で岡崎の得点をアシストし、攻撃面でも貢献。ケイヒルのマークを外した失点は痛恨だ。
 
21 太田宏介 6 
守備に追われる時間が長かったが、15分にピンポイントクロスを供給。結果的にはオフサイドになったものの、"らしさ"を見せた。
 
[MF]
17 長谷部 誠 5.5 
相手の素早い寄せに苦しみ上手くパスを散らせず。だがフィジカルの強い相手とファイトし続け、キャプテンとして仲間を鼓舞した。
 
7 遠藤保仁 5.5 
正確なパスを前線に入れ、司令塔としての本領を発揮。ダブルボランチに変更後は、やや守備面での軽さが見られ、前半のみで交代。
 
10 香川真司 5.5  
前半の大半はパスを受けても前を向けずにボールロストを繰り返す。トップ下に移った後は、得意の飛び出しなどでやや息を吹き返した。
 
[FW]
4 本田圭佑 6.5 
序盤はミスでカウンターを招く場面が何度かあった。一方で酒井の攻め上がりを引き出し、自らもフィニッシュを狙って攻撃を牽引した。
 
9 岡崎慎司 6.5 
裏への走り込み、ポストプレーで前線を活性化。二度のビッグチャンスを決め切れずにいたが、68分に華麗なヒールシュートで追加点を奪う。
 
14 武藤嘉紀 5.5 
裏を狙い続けたが、パスが出てこなかった。システム変更後は左サイドで躍動し、持ち味を発揮するも、リズムが出始めた直後に交代となる。
 
[交代出場]
15 今野泰幸 6.5 
交代直後から積極的なパスカットが光り、50分に香川の決定機を演出。61分には上手くマークを外し、CKから先制点を叩き込んだ。マン・オブ・ザ・マッチだ。
 
8 乾 貴士 5.5 
ホンジュラス戦と同パターンで迎えた決定的なヘッドはバーの上にふかす。キレのあるドリブルで仕掛けたがややワンパターンな感も。
 
11 豊田陽平 5.5 
終了間際に右からの酒井のセンタリングに合わせたヘッドは、得意な形だけに決めたかった。2試合連続弾でのアピールとはならず。
 
[監督]
ハビエル・アギーレ 6.5 
前半の終盤に4-2-3-1にシステムを変更し、流れを引き寄せる。後半開始から起用した今野が先制点を決めるなど、交代策も的中した。
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