リバプール加入の16歳MFが、ハリー・ケインを侮辱? CL決勝時の暴言動画が拡散され…

2019年08月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

CL決勝を観戦中に…

ケインを侮辱する動画が世界中に拡散され、謝罪を表明したエリオット。 (C) Getty Images

 プレミアリーグのリバプールは現地時間7月28日、16歳の新星ハーベイ・エリオットを獲得したことを発表。フルアムのユース出身で、15歳でプロデビューを飾ったエリオットは、今年5月のウォルバーハンプトン戦で、16歳30日という史上最年少でのプレミアリーグ・デビューを飾った逸材MFだ。

 2部に降格したフルアムを契約満了で退団したエリオットにはバルセロナやレアル・マドリーなどからも熱い視線を送られたが、幼いころからのファンだったというリバプールを選んだ。

 そのリバプールへの熱すぎる想いが仇となった。エリオットは昨季のチャンピオンズ・リーグ(CL)決勝を、友人らとテレビ観戦。その際に、トッテナムのエース、ハリー・ケインがテレビ画面に映し出されたタイミングで、侮辱的な言葉を口走る動画を自身のSnapchatに投稿していた。それが今になって発見され、世界中に広まってしまったのだ。

 この愚行に対して、エリオットは31日にインスタグラムで「心から謝罪したい」と投稿したという。英紙『Guardian』が伝えている。

「プライベートで友人とふざけていただけで、特定の個人に向けたものではない。自分の行動が未熟で愚かだと気づいた。動画の内容が、自分という人間や育ち方を表わすものではないと強調しておきたい。そのうえで、本当に申し訳なく思っている」

 一方、思わぬ騒動に巻き込まれたケインだが、8月9日のリーグ開幕に向け、充実したオフシーズンを過ごしているようだ。

 2015年はU-21欧州選手権、2016年はEURO、2018年はワールドカップと、近年は夏の主要大会出場が続いていたケイン。英紙『Telegraph』によると、レアル・マドリーとの親善試合で決勝点をあげたストライカーは「去年は開幕まで5日しかなかった。まったく状況が違う」と述べた。

「良いオフシーズンだった。準備を整えて戻ってきたよ。チーム全体も同じだ。僕は体がシャープだと感じている。まだプレシーズンマッチが2、3試合あるけど、これほどフレッシュにシーズンを迎えられるのは久しぶりだ。それを生かしたいね」

 CL決勝ではリバプールに敗れたものの、躍進を見せたトッテナム。今季はケインとともに、ロケットスタートを切ることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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