「私は何も聞いてない」ハメスの残留にジダンは不快感? 「構想外」となった選手がなぜ…

2019年07月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

ナポリとアトレティコのオファーを固辞

マドリーの練習に合流しているハメス(右)。ドイツ遠征のメンバーには選ばれていない(写真はクラブ公式より)。

 バイエルンでの2年間のレンタル生活を終え、マドリーに戻ってきたハメス・ロドリゲスは、恩師カルロ・アンチェロッティ率いるナポリや、アトレティコ・マドリーへの移籍が取り沙汰されてきた。

 だが、移籍金が用意できず、レンタルでの獲得を打診してきたナポリとともに、宿敵アトレティコへ譲り渡すことも嫌ったマドリーは、オファーを拒否。スペイン紙『AS』は、マルコ・アセンシオが左膝に大怪我を負ったこともあり、フロレンティーノ・ペレス会長がハメスに「残留」の最終決定を伝えた、と報じていた。

 ジネディーヌ・ジダン監督はこの決定に不快感を抱いたのだろうか。スペイン紙『Marca』によると、トッテナムとのアウディ・カップ準決勝に0-1で敗れた後、ハメスの去就について質問を受けると、素っ気なくこう答えたという。
 
「ハメスが新シーズンにマドリーでプレーするのか、私は何も聞いてない。ここにいる選手のことだけを考えている」
 
 そもそも、コロンビア代表の10番がバイエルンへ貸し出されたのは、ジダンの構想外となったからだった。そのフランス人指揮官の下で、再びプレーすることになるのか。

 ハメスの代理人、ジョルジュ・メンデス氏は、次のようにコメントしている。

「ハメスの去就については、ペレス会長が決める。私は彼のために全力を尽くしたい。ジダン監督との関係については……ふたりともプロだからね(問題はないだろう)」

 果たして、ハメスはマドリーに残留するのか。そして、一度は見限られた指揮官の下でチャンスを得られるのか。28歳の司令塔の動向に大きな注目が集まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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