「日本人にも我慢の限界がある」岡崎慎司とマラガの交渉決裂の可能性を地元紙が指摘! 現地で練習参加も…

2019年07月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

すでにトリノとドイツのクラブが獲得に関心

今夏にレスターとの契約を更新せずフリーの身となった岡崎。マラガとの契約が目前だったが……。 (C) Getty Images

 現地時間7月24日、日本代表FW岡崎慎司がスペイン2部のマラガへ移籍するという一報が駆け巡った。同日には地元メディア『Sur Digital』が、空港に到着した本人を直撃し、「ずっとスペインでプレーしたいと思っていた。カテゴリーは関係ない」とのやる気に満ちたコメントも紹介していた。

 それから5日が過ぎた。だが、26日に予定されていたという入団会見はおろか、いまだ同クラブから正式なリリースもない状態が続いている。

 一体どうなっているのか? 地元紙『La Opinion DE MALAGA』は、「どのくらい寝ただろうか?」と銘打って、岡崎とマラガの契約が遅れている理由について以下のように綴った。

「オカザキは水曜日(24日)にはマラガに到着していた。そして彼はマランギスタの新たなストライカーとなるために(クラブオーナーのアブドゥラ・)アル=タニとの契約を待っているが、いまだサインは交わされていない。この契約が正式に合意するかどうかは、もはやアル=タニしか知りえない」

 すでに複数メディアでは、岡崎がマラガの練習着を着て、全体とは別メニューながらトレーニングに励む姿が報じられており、オーナーのゴーサイン次第という状況なのだ。

 しかし、今後もアル=タニ氏が契約を先延ばしにするようであれば、岡崎も動かざるを得ないだろう。『La Opinion DE MALAGA』は、「選手にも我慢にも限界がある」として、交渉決裂の可能性を示唆した。

「現時点でオカザキは辛抱強く待っていて、ホセ・ルイス・カミネロ(スポーツディレクター)とホアキン・ジョフレ(法務顧問)への信頼も口にしている。だが、その関係も無限に続くわけではない。この日本人プレーヤーにとってスペインでのプレーは夢であり、マラガは選ばれたクラブだが、永遠に待つことはありえない。

 マラガに到着したオカザキの代理人と今後数時間のうちにサインをしなければ、彼は別の場所に連れていかれてしまうだろう。すでにイタリアのトリノとドイツの複数クラブが獲得に関心を持っている。おそらく今日が重要な日になる」

 同紙は、「オカザキは提供してくれるであろうパフォーマンスはスポーツの域を越える。そのことは彼がすでにレスターで示している」と綴り、日本での人気の高さからファンやメディアへのインパクトという点でも期待値は小さくないとしているが、果たして、交渉に進展はあるのだろうか――。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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