鹿島が6戦無敗の3連勝で暫定3位に浮上!鳥栖は金崎が古巣相手に一発見舞うも…

2019年07月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

レアンドロのPKで先制し、白崎が追加点

中盤まで下りてタメを作ったセルジーニョ(18番)。鳥栖にとっては厄介な存在だった。(C)SOCCER DIGEST

 J1リーグ20節の鹿島アントラーズ対サガン鳥栖が20日、県立カシマサッカースタジアムで行なわれ、鹿島が2-1で鳥栖を下した。鹿島は3連勝で暫定3位に浮上。連敗した鳥栖は、順位変わらず最下位に沈んでいる。

 ホームの鹿島は20分、カウンターでレアンドロが持ち上がり、ドリブルで仕掛けると、ペナルティエリア内で相手DFのファウルを誘ってPKを獲得する。このPKをレアンドロが自ら沈めて先制点をモノにした。
 
 対する鳥栖は直後の26分、左サイドからカットインした金崎夢生が豪快に右足を振り抜き、古巣相手に同点弾を叩き込む。このゴールは一度、オフサイドポジションにいた松岡大起が金崎のシュートに関与したとして取り消されそうになったが、主審と副審の協議の結果、ゴールと認められた。
 
 振り出しに戻った試合で、次の一手を打ったのは鹿島だ。35分、敵最終ラインの裏に走ったレアンドロが、セルジーニョの浮き球パスを受けて右サイド深くに侵入。スピードを殺さずにクロスを上げると、ファーサイドに詰めた白崎凌兵がDFと競り合いながら右足に当てる。このボールがワンバウンドして高く跳ね上がり、GK高丘陽平の頭上を抜けてネットを揺らした。

 後半に入ると、鹿島は63分にセルジーニョがエリア内で決定的なシュートを放つも、GKにセーブされてゴールならず。その後は鳥栖の攻撃を上手くいなしつつ、カウンターでチャンスを狙う。ただ、ベタ引きになるのではなく、高い位置からのプレスも織り交ぜて上手く試合をコントロールした。
 
 一方の鳥栖は終盤の84分にフェルナンド・トーレスを投入して1点を狙ったが、90分に高橋祐治が2枚目の警告を受けて退場に。数的不利になったアウェーチームは、結局反撃の手段を見出せないまま試合は終了。後半はスコアが動かず、2-1で鹿島が勝利を収めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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