V・ファーレン長崎とヒュンメルが「平和祈念ユニフォーム」を発表! 平和を未来につなげる5年目の戦い

2019年07月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

原爆の悲惨さとともに、スポーツのできる平和の尊さを感じられるようにという思いを込めたユニフォーム

発表された平和祈念ユニフォーム。初年度にはアメリカのCNNニュースでも紹介された。

 6月初旬、デンマークのスポーツブランド「ヒュンメル」から、今年もV・ファーレン長崎の「平和祈念ユニフォーム」が発表された。
 
 2019年シーズンは、J2で再びJ1昇格を目指してプレーするV・ファーレン長崎。今シーズンからチームの指揮を執る手倉森誠監督は、次のコメントを発表した。
「長崎で過ごす中で、人の温かみ、街の活気に多く触れさせていただいています。そして、長崎は、1945年8月9日午前11時2分に何が起きたかを、世界に強く発信し続けていることも肌と心で感じています。平和への強い想いを平和祈念ユニフォームに入れて、V・ファーレン長崎は夏を戦います。長崎から、全国から、世界に平和を発信します。共に平和を未来に繋げていきましょう」
 
 また、ジャパネットホールディングスの創業者であるV・ファーレン長崎の髙田明社長は、「長崎をホームタウンに持つV・ファーレン長崎には、サッカーを通して『平和』を伝えていく役割を担っています。今年で5年目を迎える平和祈念ユニフォームには、被爆地にあるサッカーチームとして、世界に平和を発信する大きな力となっています。平穏な日常を味わえる今だからこそ、その平和の大切さを語り伝えていく責任がある、そして、その輪を広げていく使命があるのだと、V・ファーレン長崎は考えています」と話す。

 戦後70年、被爆70年を迎えた2015年の夏より、ヒュンメルはV・ファーレン長崎と平和を祈念するユニフォームを発表してきた。原爆の悲惨さとともに、スポーツのできる平和の尊さを感じられるようにという思いを込めたユニフォームも今年で5年目。7月、8月の数試合で、V・ファーレン長崎イレブンは平和祈念ユニフォームを着用するという。

 平和祈念ユニフォームは、初年度にはアメリカのCNNニュースでも紹介されるなど、毎年海外ニュースでも多く取り上げられ、2017年からはデンマーク、イギリス、ドイツ、スペインの欧州4か国で発売をスタート。世界へ向けて平和をアピールし、発信するユニフォームになっている。
 
 今年のデザインは、V・ファーレン長崎の平和祈念活動のコンセプトである「愛と平和と一生懸命」をテーマに、長崎県出身の岡本一宣デザイン事務所が担当。平和の象徴であるハトの羽をモチーフに、羽の重なりで長崎の「長」をデザインし、ハート形の羽がアクセントになっている。
 
■着用試合
7月20日から8月31日の公式戦のうち、数試合での着用を予定。
 
■ユニフォームの販売について
価格:15,500円+taxサイズ:S,M,L,O,XO,XO2(JASPOサイズ)販売は数量限定で、6月10日(月)AM9:00よりV・ファーレン長崎の「クラブオフィシャルオンラインショップ」
(https://www.v-varen.com/shop/index.html)と電話予約(0120-224-111)で受付を開始。背番号・ネームのマーキングは、別途3,000円(税抜)で対応が可能。
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