風評被害にも打ち勝つ『ふくしまプライド。』を背に

2019年07月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

ヒュンメルがJ3福島ユナイテッドFCの桃ユニフォームを発表

福島の誇りである桃をデザイン

 ヒュンメルはこのたび、J3の福島ユナイテッド FC とともに、ピンク色の3rdユニフォームを発表した。
 
 福島の名産品のひとつである桃をモチーフにし、2011年3月11日に発生した東日本大震災・福島第一原発事故に伴う福島県産品への風評の払しょくに繋げようという思いで、福島県と共同で企画した。
 
 6 月22日を皮切りに、8月10日まで、桃が旬となる夏の8試合で使用される予定のこのユニフォームは、桃の実や花の色であるピンクや赤、白の濃淡でデザイン。芳しささえ感じられる桃のイラストを中心に、円をグラデーションでデザインし、福島の桃から人々が繋がり、大きな輪になっていくことをイメージ。シェブロンラインや襟元などには、桃の花である濃い赤紫色を採用し、柔らかな中にも気品のある印象に仕上がった。
 
 背番号の下には、福島県で生まれ、つくられるものの誇りを表現した「ふくしまプライド。」のロゴが入っている。
 
 東日本大震災による原発事故で、福島ユナイテッドFCは、活動休止を余儀なくされ、仮設住宅や除染などの影響で、福島県内で試合や練習ができない時期もあった。
 
 震災後3年、2014 年シーズンよりJ3リーグでプレーすることになった福島ユナイテッドFCは、県民と共に困難を乗り越えたチームだからこそ、地域に必要とされるチームを目指している。
 
 福島県は、「福島県産農産物の風評払しょくと魅力発信に向けて、『ふくしまの桃』をイメージしたユニフォームを着用した試合が開催されますことに、心より感謝いたします。福島県生産者の誇り『ふくしまプライド。』を胸に全力でプレーする選手の皆様の勇姿が、ふくしま復興への後押しとなることを期待しています」とコメント。
 
 FWの樋口寛規は、「今年も桃ユニフォームを着用し試合ができることを嬉しく思います。チームで桃やりんごをはじめとする農産物の生育に携わらせていただいており、福島の農産物の美味しさや魅力、また農家の方の想いを肌で感じています。県民の皆さんの想いを背負い、試合を通じて福島の農産物の素晴らしさを伝えていけたらなと思います。福島の誇りを胸に全力でプレーします」と語った。
 
■桃ユニフォーム販売 今年の桃ユニフォームは、 6 月 9 日(日)AM11:00 より先行発売を開始。一般販売は 6 月 30 日(日)より。
 
M/L/O/XO の 4 サイズで、数量限定。1 枚 14,580 円(税込)。ウェブ予約では、胸・背番号の加工も別途 1,350円(税込)にて受け付け。
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