「もしかしたら別の結果になっていたかも…」強烈ヘディング弾をねじ込んだウルグアイのCBが日本へ賛辞!【コパ・アメリカ】

2019年06月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

値千金の同点ゴールをねじ込んだヒメネスが見た日本。

セットプレーから同点ゴールを決めたヒメネス(2番)。体躯の強さを利した見事なヘディング弾だった。 (C) Getty Images

 現地時間6月20日に行なわれたコパ・アメリカのグループC第2節で、ウルグアイ代表と2-2で引き分けた日本代表へは数多くの賛辞が寄せられている。それはピッチで対峙した相手選手も同じようだ。

「日本はとても速かった……」

 そう漏らしたのは、スペインの強豪アトレティコ・マドリーに所属するウルグアイのCBホセ・マリア・ヒメネスだ。

 日本が59分に三好康児の2ゴール目で2度目のリードを奪ってから間もない66分、ヒメネスは左CKからニコラス・ロデイロの蹴った絶妙なボールをニアサイドですらして同点弾をねじ込んだ。複数失点を喫したとはいえ、守備面においてもコンビを組んだディエゴ・ゴディンとともに1対1で強さを発揮し、日本の前に立ちふさがった。

 攻守に存在感を放った24歳の大型CBは、素直に日本の力を認め、褒め称えた。

「僕らは事前に相手がどういうタイプであるかを知っていたけど、今日は、改めて、その力に直面した。日本はとてもスピードがあって、抵抗力があるチームだった。とにかくスマートにゲームを進めてきたし、ボールを中盤の選手に預けてからは、後ろの選手も素早く前に出てきた。さらにライン間の統率も取れていた。後半、僕らは彼らの強みを打ち消そうと奔走させられた。もしかすると、今日は別の結果になっていたかもしれない」

 さらに「勝つことはできなかったけど、重要な勝点だと思う」と胸を張ったヒメネスは、現地時間24日に行なわれる強豪チリとの最終節に向けて、「絶対に勝たなければいけない」と意気込んだ。

 森保ジャパンのパフォーマンスを讃えたヒメネスの言葉は、立ち上がりからハイプレスを仕掛け、終盤には猛反撃を見せ、日本を自陣に釘付けにしたウルグアイの"本気度"を思えば、決してリップサービスというわけではないだろう。

 果たして、日本はウルグアイ戦で掴んだであろう手応えを決勝トーナメント行きが懸かるエクアドル戦にいかせるのか。大いに注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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