【大宮】元日本代表の指揮官も称賛! MF奥抜の2戦連発弾で14戦負けなし&2位に浮上!

2019年06月16日 佐藤香菜(サッカーダイジェスト)

今季2度目の先発を果たした奥抜が先制弾。2試合連続ゴール!

今季2度目の先発で2戦連発。奥抜が好調をアピールしている。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 [J2・18節]大宮2-1岐阜/6月15日(土)/NACK5スタジアム大宮
 
 6月15日、NACK5スタジアム大宮でJ2リーグ18節の大宮アルディージャ対FC岐阜が行なわれ、2‐1でホームの大宮が勝利を収めた。5節以降14試合連続負けなしの大宮は、この勝利により順位をひとつ上げ、2位に浮上した。
 
 先制点を決めたのは、"またもや"奥抜侃志だ。

 開始15分、相手エリア付近右サイドで奥抜がパスカットしたボールをFWフアンマ・デガルドが受け、相手DFをかわして右足シュート。GKにはじかれてしまうが、ゴール前まで詰めていた奥抜が左足で押し込んで、得点を決めた。
 
 大宮ユース出身の19歳でプロ2年目の奥抜は、前節の京都戦で今季初スタメンを勝ち取ると、12分に右足でのシュートを決め先制。3‐1の勝利に大きく貢献した。続く今節でも先発で起用され、またしても前半の早い時間帯で先制点を決め、試合の流れを掴むきっかけとなったのだ。
 
 この活躍に、元日本代表FWで大宮の高木琢也監督は、「彼にとっては今ピッチに立ってプレーすることはすべて収穫です。(2戦連続で)点を取ったことは、彼にとって一番の収穫だと思います」とコメント。さらに、「私は若い選手に点数は付けられない」と前置きしたうえで、「前節は違うタイプのディフェンス、チームと戦った中で、自分の良いプレーを出すにはどうしたらいいか考えながらやってくれた。(これからも)どんどん考えてプレーして、その繰り返しの中で"奥抜侃志"(という選手)がもっと出来てくると思う」と、元日本代表でもある指揮官が、今後のさらなる成長に期待を語った。

 試合は30分に岐阜のFW山岸祐也にゴールを許し同点とされてしまうが、後半アディショナルタイムにMF三門雄大が勝ち越し弾をゲット。大宮が勝利を収め、2連勝で2位に浮上している。
 
取材・文●佐藤香菜(サッカーダイジェスト編集部)
 
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