久保建英、デビュー戦でスタンド魅了! 森保Jは永井謙佑の代表初得点を含む2発で快勝!!

2019年06月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

久保は中島とともに67分に途中出場

18歳5日の若さでA代表デビューを果たした久保。今後が楽しみな逸材だ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 キリンチャレンジカップの日本代表対エルサルバドルの一戦は6月9日、ひとめぼれスタジアム宮城で行なわれ、日本が2対0で勝利を収めた。

 日本代表はGKにシュミット・ダニエル、DFは3バックで昌子源、畠中、冨安健洋の顔ぶれ。中盤は、小林祐希と橋本のボランチコンビ、両サイドは左に原口元気、右に伊東純也が入り、2シャドーは南野拓実と堂安律。1トップに永井謙佑となった。注目の久保建英はベンチスタートとなった。


 試合は立ち上がりから日本が圧倒的にボールを支配。右サイドの伊東が再三スピードを活かした突破を見せてチャンスを創出。そして19分、日本が均衡を破る。冨安からのスルーパスに反応した永井謙佑が最終ラインの裏に抜け出し、鋭い切り返しでDF2人を置き去りにすると、左足のシュートを叩き込んだ。日本が永井のA代表初ゴールで1点をリードした。

 さらに日本は41分、畠中のスルーパスに抜け出した原口がスライディングで中央に折り返すと、走り込んだ永井が左足で押し込み、ネットを揺らす。永井のこの日2点目で、日本がリードを広げる。日本が2点をリードして前半を折り返した。

 迎えた後半、日本はメンバー交代なくスタート。前半同様、主導権を握って試合を進めたが、立ち上がりの55分過ぎにアクシデント。永井が相手DFと競り合った際に右肩を強打し、ピッチの外へ運ばれてしまう。永井は59分にそのまま負傷交代となり、代わって大迫勇也を投入。さらに同じタイミングで伊東に代わって室屋成、畠中に代わって山中亮輔が投入された。

 日本は大迫を頂点とした4-2-3-1へとシステムを変更。そして67分には、南野と原口に代わって、中島翔哉とともに18歳の久保建英が投入される。久保は18歳5日という日本代表としては歴代2位の若さでのデビューとなる。

 その久保は28分、いきなり観衆を魅了する。大迫からのスルーパスに抜け出すと、右サイドから相手DFふたりをかわして、エリア内に侵入。そのまま左足を振り抜き、強烈なシュートを放つ。シュートは相手GKに阻まれたものの、ワンプレーでスタンドを大きく湧かせた。久保はその後も、FC東京のチームメイトである室屋に鮮やかなスルーパスを通すなど、軽快なプレーで日本の攻撃にリズムを生み出した。

 結局、試合は2対0でタイムアップ。日本が永井の2ゴールでエルサルバドルを下し、令和となって初勝利を挙げた。

 日本代表はこの後、6月15日から開幕するコパ・アメリカに、久保建英などをはじめとした五輪代表を中心とするメンバーで参戦。さらに9月にはワールドカップ・アジア最終予選へと突入していく。新世代が融合した日本代表の今後がますます楽しみになってきた。

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