「これでサヨナラだ。新しい挑戦をする時が来た」EL決勝で大活躍のアザールがついにチェルシー退団を明言!

2019年05月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

在籍7年。ブルーズの誇る名手が決断の時を…

2G1Aと奮迅の働きで、チェルシーに欧州カップをもたらしたアザール。文字通りに、有終の美を飾った。(C) Getty Images

 ベルギーの至宝が、ついにブルーズとの別れを決断した。

 現地時間5月30日に開催されたヨーロッパリーグの決勝でチェルシーは4-1でアーセナルを撃破し、2012-13シーズン以来となるクラブ通算2度目の王者に輝いた。

 同じロンドンのライバルとの大一番で千両役者ぶりを発揮したのが、チェルシーのベルギー代表MFエデン・アザールだ。1点リードで迎えた60分にペドロ・ロドリゲスの追加点をお膳立てすると、5分後にはPKを冷静に蹴り込み、72分にもゲームの趨勢を定めるダメ押し点をゲットした。

 出色のパフォーマンスを示したアザールだが、やはり気になるのはその去就。英国メディアは連日のように、アザール自身が幼少期から憧れてきたレアル・マドリーへの移籍がすでに合意済みと報じている。本人もこれまでに幾度となくエル・ブランコ(白の意。マドリーの愛称)への愛を公言してきた。

 そんな渦中の男がEL制覇を成し遂げた直後、身の振り方について口を開いた。試合の中継を行なっていた英スポーツ専門放送局『BT Sports』のフラッシュインタビューで、こう答えたのだ。
 
「僕が思うにこれがサヨナラになると思う。まあでも、フットボールにおいてはなにが起きるかなんて分からないけどね。この決勝に集中してきたから、ここからの何日かで改めて決めるけど、新しい挑戦をするときじゃないかなと思ってる。最後はクラブ同士が決めることだし、僕もファンと同じで待つだけだよ」

 最後はややはぐらかした感があるが、これまで退団に関して明言を避けてきただけに、今回の発言が意味するところは大きい。マドリー行きが決定的になったと見て間違いないだろう。

 2012年6月にリールから西ロンドンに活躍の場を移して7年。2度のプレミアリーグ制覇を含む計6個のメジャータイトルをもたらし、チェルシーの10番に恥じない実績を残してきた名手が、ついに慣れ親しんだブルーズを離れる時が来た。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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