「ショックで立ち直れなかった」メッシがリバプール戦の大敗にコメント。敗因については…

2019年05月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

バルベルデ監督については擁護

ビッグイヤー獲得に並々ならぬ意欲を見せていたメッシ。それだけにリバプール戦のショックは大きかったようだ。(C)Getty Images

 バルセロナは現地時間5月25日、コパ・デル・レイ決勝でバレンシアと対戦する。すでにラ・リーガを制しているため、勝てば2年連続の国内2冠達成となる。

 だが、開幕前にリオネル・メッシがスピーチでビッグイヤー奪還を口にしたように、今シーズンのバルサがチャンピオンズ・リーグ(CL)優勝を最大の目標に掲げていたのは周知の事実だ。

 それだけに、第1レグで3-0と快勝していたリバプールとの準決勝・第2レグで、0-4と大敗して逆転負けを喫したショックは大きかった。昨シーズンも準々決勝でローマに第2レグで逆転負けしていただけに、なおさらだろう。

『ESPN』によると、メッシは24日の会見で「アンフィールドでの試合は、僕とチームにとって大きなショックだった。立ち直るのは難しかったよ。それはその後の試合でも分かったはずだ」と、これまで多くを語らなかったリバプール戦について言及した。

「一度(ローマ戦)はそういうこともあり得る。でも、2年連続でそういうことが起きてはいけない」

「リバプールが2点目を決めてから、僕たちは競わなかった。どんな試合でも、ミスはするものだ。でも、競わないということがあってはいけない」

 同僚のジェラール・ピケも「プロキャリアにおいて最悪の経験のひとつだった」と振り返っている。

「ラ・マシアで習ってきたバルセロナのスタイルで戦うのが願いだ。でも、アンフィールドでのリバプール戦のように、ボールを持つことができない時もある。それが敗因のひとつだった」
 
 CL敗退でエルネスト・バルベルデ監督は痛烈に批判された。だが、メッシは「正直なところ、監督は就任してから素晴らしい仕事をしてきたと思う」と、指揮官を擁護した。

「リバプール戦で彼に責められるべきところはまったくなかった。責められるべきは選手だ。僕らが、昨シーズンのローマ戦であったことを繰り返してはいけなかったんだ」

 ただ、メッシは前述のスピーチについて「後悔はしていない」とも強調している。

「僕はトロフィーを取り戻すことを約束したわけではない。そのために全力を尽くすと約束したんだ。でも、それを実現することはできなかった。だから、謝らなければいけない。アンフィールドでの後半、僕たちが競わなかったからだ」

 メッシとバルセロナは、来シーズンこそ欧州王者のタイトルを取り戻せるのか。まずはその前に、国内2冠でシーズンを締めくくることが求められる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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