躍進ヘタフェ、CL出場の夢叶わずELへ…柴崎岳はリーグ最終戦で途中出場

2019年05月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

ヘタフェは二度のリードを守りきれず。

2試合ぶり先発落ちした柴崎。84分から右サイドハーフで出場も見せ場は作れず。(C)Getty Images

 現地時間5月18日に開催されたラ・リーガ最終節(38節)で、柴崎岳が所属するヘタフェは、ホームでビジャレアルと対戦。柴崎は2試合ぶりに先発から外れた。

 チャンピオンズ・リーグ(CL)出場権(4位以内)獲得のためには、勝点で並ぶ4位のバレンシアを上回る結果が必要となる5位のヘタフェは13分、右サイドから持ち込んだホルヘ・モリーナのパスを受けたフランシスコ・ポルティージョが、ワントラップから左足で先制点を挙げる。

 さらに22分、ハイメ・マタがエリア内で粘りを見せてボールをキープし、再びJ・モリーナのパスからウーゴ・ドゥロがネットを揺らすも、VAR判定の末にマタにファウルがあったとして取り消される。31分にもそのマタが決定機を迎えるも、至近距離からのシュートも決めきれない。

 すると44分、CKからビセンテ・イボーラにヘッドで決められ、同点に追い付かれる。
 
 勝点3が欲しいヘタフェは後半、猛攻を仕掛ける。66分にはJ・モリーナがヘッドで狙うも枠に収められない。72分にJ・モリーナのクロスにアンヘル・ロドリゲスが頭で合わせたシュートがGKに防がれたシーンとともに、惜しいチャンスだった。

 しかし75分、アンヘルの鋭利なクロスにネマニャ・マクシモビッチがヘッドで合わせ、ようやく勝ち越しに成功する。

 84分にはポルティージョに代えて、柴崎を投入し逃げ切りを図る。だが、その3分後にジェラールに決められて再び追い付かれる。

 結局、試合は2-2のドローで終了。バレンシアがバジャドリーに勝利したため、ヘタフェは5位が確定し、初のCL出場の夢は叶わなかった。だが、8年ぶりにヨーロッパリーグの出場権を獲得したその戦いぶりは称賛されて然るべきだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事