「監督を恐れろ」「SNS?自分たちで責任を負え!」 ルーニーが古巣マンUの後輩たちの体たらくに苦言!

2019年05月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「サッカーは変わった」と嘆き

ユナイテッドの現状を嘆いたルーニー。果たして、偉大な先輩の声は後輩たちに届いているのだろうか。 (C) Getty Images

 宿敵リバプールが国内や欧州でビッグタイトルを競い、隣人マンチェスター・シティがプレミアリーグ連覇を果たした一方で、マンチェスター・ユナイテッドは国内リーグ6位と不本意な結果に終わった。

 古巣の体たらくに苦言を呈すOBは少なくない。英衛星放送『Sky Sports』によると、現在アメリカでプレーするウェイン・ルーニーも、「選手たちが誰かを恐れる必要があると思う」と、オレ・グンナー・スールシャール監督たちに威厳が必要との見解を示している。

「選手たちがオレ・グンナーや(アシスタントコーチの)マイケル・キャリックを恐れなければいけない。彼らをリスペクトする必要があるが、同時に、恐れるようでなければいけないんだ」

 ルーニーは、「スールシャールが就任したときは、素晴らしい仕事をしてくれた。少し自由を与えられた選手たちが、それを喜び、試合に勝つ力を得たからね」と続けた。
 
「だが、突然、最後の7、8試合で、選手たちは良いパフォーマンスをしなくなった。それが大きく響いたんだ。他クラブとのつながりや、"ストライキ"とかではないと思うけど……」

 ユナイテッド在籍時にスールシャール監督やキャリックとチームメートだったルーニーは、自身の持つ『Wayne Rooney Podcast』で、「サッカーは変わった。試合に負けても、SNSでファッションとかについて何か投稿する」と、選手がより責任感を身につけるべきとも主張した。

「それでファンから『何やってんだ?』と言われると、マーケティングスタッフを責めるんだ。もっと自分たちで責任を負うべきだ。その人たちもその選手のために働いている。自分にも似たスタッフがいるが、僕の指示がなければ決してそういうことをしない。そのビジネスのトップにいるなら、責任を負わなければいけない。そういう選手たちは、誰かに隠れようとする。SNSだろうが、ピッチ上だろうがね」

 弱冠18歳で、エバートンから名門ユナイテッドの扉を叩き、名将アレックス・ファーガソンの下で数々のタイトルを獲得した一方で、近年のユナイテッドの苦戦も経験したルーニーの言葉は、今も所属する後輩たちの耳にどのように届いただろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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