【ACL展望】鹿島にGS突破決定の可能性も! 必勝を期す敵地での一戦は先制点がポイント

2019年05月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

鹿島――好調の安西が白崎、安部との連係に自信を深める

故障者/鹿島=鈴木、山本、内田、ブエノ
出場停止/鹿島=なし

ACLグループステージ第5戦
ジョホール・ダルル・タクジム 鹿島アントラーズ
5月8日/21時45分(日本時間)/タン・スリ・ダトー・ハジ・ハッサン・ユヌススタジアム
 
鹿島アントラーズ
今季成績(グループE):2位 勝点7 2勝1分1敗 7得点・6失点


【最新チーム事情】
●勝てば他会場の結果次第で2位以内が確定。
●怪我人も続々と復帰しているが、勝点3が欲しい一戦での起用は判断が難しいところ
●U-20W杯メンバーを外れた安部は、6月にA代表入りか。
 
【担当記者の視点】
 鹿島は8日、敵地でアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)ジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)戦を戦う。この試合で鹿島が勝ち、もう1試合の山東魯能(中国)対慶南(韓国)で、慶南が引き分け以下に終われば、鹿島の2位以内が確定。鹿島が引き分け以下の結果に終われば、グループステージ突破は最終節まで持ち越しとなる。
 
 3-0で勝利した3日の清水戦後、大岩監督は「攻守でアグレッシブな姿勢を見せられた。次のACLに向けても非常に勢いの出る試合となった」と話した。チームのモチベーションに気遣い、選手たちを慰労した監督だったが、やはりピッチに立つ選手たちは手放しに勝利を喜んではいなかった。
 
「相手も調子が悪かったので、参考にならない。これを続けていかないといけない」と三竿が話せば、安西も「切り替えないといけない。ホームとアウェーでやる試合は全然違う。そこがACLの難しさ。アウェーで勝点3を取れれば、最後の勝負が楽になる」と清水戦はすでに過去のこととなっている。
 
 負傷者続出や主力の出場停止など、一時は"野戦病院化"していたチームも、ここにきてけが人が戻り始めている。ただ、チョン・スンヒョンや中村は復帰後の実戦がなく、どのタイミングで起用するのか、大岩監督の判断が気になるところ。
 
 ジョホール・ダルル・タクジムは格下と目される相手で、本来ならば連戦の主力を休ませ、怪我から復帰した選手を起用するなど、ターンオーバー制を敷いてメンバーを入れ替えたい。しかし、この一戦は絶対に落とすことができず。是が非でも勝点3の欲しい大事な一戦。清水戦のメンバーをベースにしつつ、ボランチに名古、右MFに遠藤を入れるなど、一部で選手を入れ替えていくことになりそうだ。
 
 日本代表DF安西も連戦続きだが、先発濃厚。中盤の同サイドには白崎が入り、A代表入りが報じられている安部は、後半からの切り札として出場する形が考えられる。安西は「シラ(白崎)君は中でゴールに絡むので、僕を外に使ってくれる。逆に(安部)裕葵は外に張る。そこをうまく使い分けできている」と連係に自信を深めている。
 
 前半で先制して試合を楽に進められれば、復帰選手を試すこともできる。清水戦同様に、先制点がポイントとなりそうだ。
 
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