「負けないで!」「気持ちを強く!」緊急搬送のカシージャスにメガクラブ&盟友たちからエールが続々

2019年05月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

急性心筋梗塞も命に別状はなく、容態は安定

今季もCLを含めて好調を維持していたカシージャス。37歳の守護神を突然のハートアタックが襲った。(C)Getty Images

 衝撃のニュースが飛び込んできたのは、ヨーロッパ時間の夕刻だった。5月1日、ポルトガルの名門FCポルトに所属する元スペイン代表GK、イケル・カシージャスが病院に緊急搬送されたのだ。
 
 クラブの公式発表によると、カシージャスは水曜日のチームトレーニングの最中、心臓に痛みを訴えてその場にうずくまったという。すぐさま救急車でポルト市内の病院に運び込まれ、急性心筋梗塞と診断された。まだ詳細については明らかにされていないものの、リリースには「命に別状はなく、容態は安定している。心臓の問題も解決された」と綴られている。
 
 この一報を受けて、世界中のクラブや選手から励ましのメッセージが続々と届いている。
 
 カシージャスがキャリアの大半を過ごしたレアル・マドリーは公式サイトに、「我らの永遠のキャプテンよ」と呼びかけ、「数多のタイトルを獲るためには、どれだけの強さを持ち、どれだけのハードワークが必要かを示してくれた。なにが大切かを君は教えてくれた。世界中の勇気を君に送ろう」と、熱いエールを贈った。
 
 そのほかにもFIFAやバルセロナのほか、マンチェスター・シティやチェルシー、アトレティコ・マドリー、ローマなどビッグクラブが公式声明を発表し、ガレス・ベイル、メスト・エジル、クリスチアーノ・ロナウド、シモン・ミニョレ、ガリー・リネカーら枚挙に暇がないほどのスタープレーヤーたちが、「負けないで!」「気持ちを強く!」といった激励の言葉を寄せている。カシージャスの人柄とどれだけ愛されてるかが分かるだろう。

 
 ポルトは現在、ポルトガル・リーグで宿敵ベンフィカと激しい首位争いを展開中。まさにマッチレースの様相で、首位ベンフィカと2ポイント差の2位に付けている。シーズンは残り3試合。ここまで31試合すべてに先発出場してきた正守護神の欠場は特大のダメージだが、クラブ公式SNSは「偉大なるイケルのために、いまこそ団結しよう!」と、チーム&ファンに呼び掛けている。
 
 フットボール史にその名を刻む稀代のレジェンドの、一日も早い回復を祈りばかりだ。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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