Jクラブも虎視眈々と狙う!? この夏に「移籍金ゼロ円」で獲得できるビッグネームを一挙紹介!

2019年04月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

ロッベンには依然として日本行きの噂が

左からコンパニ、バロテッリ、ロッベン、リベリ、ジルー。いずれも夏に「移籍金ゼロ円」で獲得できる名手たちだ。(C)Getty Images

 欧州のシーズンもいよいよ最終盤に突入し、各クラブとも来季に向けた補強に本腰を入れ始めている。
 
 そんななか去就が気になるのが、いわゆるボスマン・プレーヤー。今シーズンいっぱいで所属クラブとの契約が満了となり、夏に移籍金ゼロで獲得できる選手のことだ。ヴィッセル神戸に入団した際のルーカス・ポドルスキ、アンドレス・イニエスタ、ダビド・ビジャのVIPトリオはいずれもこのケースで、サガン鳥栖のフェルナンド・トーレスも同様。移籍金がかからないだけにハードルが下がる一方、サラリーの面で奮発しなければ獲得は厳しいのだが……。ひとまずは現時点で注目の大物たちを見ていこう。
 
 ウェールズ代表のMFアーロン・ラムジー(アーセナル)はすでにユベントス行きが決まり、ウルグアイ代表DFディエゴ・ゴディン(アトレティコ・マドリー)のインテル行きも内定。パリ・サンジェルマンのフランス代表MFエイドリアン・ラビオのように、24歳とまだ若く、メガクラブが熾烈な争奪戦を展開している選手もいる。マンチェスター・ユナイテッドのMFアンデル・エレーラも人気銘柄だ。
 
 ただ、ほとんどのボスマン・プレーヤーは新天地が定まっていない。
 
 日本行きが噂されて久しい元オランダ代表MFアリエン・ロッベン(バイエルン・ミュンヘン)は、MLSや中国のクラブも候補に挙がるなど、なかなか予想がつかない状況。負傷を抱えているが現役続行の意思は固いようで、もっとも重視しているのは「家族が安心して楽しく過ごせる環境」だという。欧州メディアがいまだJリーグを有力候補のひとつと見なしているのは、この言葉が根拠となっている。

 
 そのロッベンとバイエルンで長く"両翼コンビ"を組んできたフランク・リベリも退団が決定的だ。Jリーグ行きの話題は出ていないが、カタールのアル・サッドからの強い関心が伝えられている。元スペイン代表MFシャビを擁する強豪で、中島翔哉が所属するアル・ドゥハイルの最大のライバルクラブだ。
 
 お騒がせ男のイタリア代表FWマリオ・バロテッリ(マルセイユ)も動向が注視されている。まだ28歳で脂が乗り切っているが、メガクラブ再挑戦はなかなか難しいか。プレミアリーグではチェルシーのDFダビド・ルイス、FWオリビエ・ジルー、アーセナルのFWダニー・ウェルベック、リバプールのFWダニエル・スターリッジ、マンチェスター・UのMFファン・マヌエル・マタなど、名だたるビッグネームが契約満期を迎える。

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