ロシアW杯で日本からゴールも!バルサのセネガル代表DFが上々のリーガデビュー

2019年04月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

ロシアW杯での活躍でバルサBに

ウエスカ戦でバルサでのトップデビューを飾ったワゲ(中央)。今後の活躍を期待させるパフォーマンスを披露した。(C)Getty Images

 現地時間4月13日に開催されたラ・リーガ第32節で、最下位ウエスカと敵地で対戦した首位バルセロナは、スコアレスドローに終わった。

 ルイス・スアレスとジェラール・ピケが累積警告で出場停止のうえ、リオネル・メッシを招集外にするなど、大胆なターンオーバーを採用したこの試合で、今冬に加入したDFジャン=クレア・トディボとともに公式戦デビューを飾ったのが20歳のDFムサ・ワゲだ。

 この名前を覚えている方も少なくないだろう。そう、昨夏のロシア・ワールドカップで西野ジャパンからゴールを奪ったセネガル代表の右SBである。

 グループリーグの第2戦、1-1で迎えた71分に、ユース・サバリのクロスに反応してエリア内に走り込み、右足で豪華なシュートを突き刺したのだった。この後、本田圭佑の同点ゴールが生まれ、試合は2-2のドローに終わっている。

 この日本戦を含め、全3試合に出場した新鋭にバルサが注目。大会後、ベルギーのオイペンから移籍金500万ユーロ(約6億5000万円)で引き抜き、Bチームに登録したのだった。

 そのBチーム(2部B=実質3部)で17試合に出場し、2得点・3アシストをマークしたワゲに、ウエスカ戦でついにトップデビューのチャンスが巡ってきた。

 3-5-2の右ウイングバックで先発すると、自慢の攻撃力を発揮。常に高いポジション取りで敵を押し込み、36分にはケビン=プリンス・ボアテングに「触れば1点」という惜しいクロスを送り込んだ。
 
 86分には、見事なタックルでピンチを防ぐなど守備でも奮戦。勝利に結びつかなかったとはいえ、上々のデビューと言っていいだろう。

 試合後、ワゲはクラブの公式チャンネルで、次のように喜びを語った。

「夢が叶った。とてもハッピーだ。バルサは世界最高のクラブで、誰もがプレーしたいと思っている。僕はいま、ここにいるんだ」

 トップチームの右SBは、セルジ・ロベルトとネウソン・セメドが定位置争いをしている状況だ。ただ、S・ロベルトは本職の中盤で出場する機会も増えており、ワゲに再びチャンス巡ってくる可能性は十分にある。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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