“持ってる”ソン・フンミンの決勝弾でトッテナムがプレミア勢対決を制す!シティは痛恨のPK失敗が響く

2019年04月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

開始早々にPKを得るも…。

手の内を知った両雄の対決は白熱した好勝負となった。(C)Getty Images

 現地時間4月9日、チャンピオンズ・リーグの準々決勝・第1レグが開催され、ホームのトッテナムがマンチェスター・シティに1-0で勝利を飾った。

 最初に決定機を作り出したのはトッテナム。8分、カウンターからムサ・シソコのクロスをデル・アリがボレーで狙うも、枠を外れる。

 その3分後、今度はシティにビッグチャンスが到来。エリア内でラヒーム・スターリングが放ったシュートがダニー・ローズの手に当たり、VAR判定でPKを獲得する。しかし、セルヒオ・アグエロのシュートはGKユーゴ・ロリスに読まれてセーブされる。

 千載一遇の好機を逃したシティは、その後もボールを支配するも、トッテナムのコンパクトな守備をなかなか崩せない。

 次第にトッテナムがカウンターからチャンスを作り出し、24分にはアリ、クリスティアン・エリクセンと繋いで主砲ハリー・ケインがシュート。これはGKエデルソンの好セーブに防がれる。

 35分以降は、新スタジアムに詰めかけた大観衆に背中を押されたトッテナムが攻勢を強めるも、ゴールは奪えず。0‐0で前半を折り返す。
 
 後半も開始から互いに積極的に攻め合う激しい展開。トッテナムは、56分にファビアン・デルフと競り合った際に左足を痛めたケインがベンチに下がるアクシデント。ルーカスと交代し、エース抜きでの戦いを余儀なくされる。

 それでも、スパーズにはこの男がいた。78分、エリア内でエリクセンのパスを受けたソン・フンミンがボールをキープすると、デルフをかわして左足を一閃。新本拠地のこけら落としとなった3日のクリスタル・パレス戦に続き、またしても貴重な先制ゴールを叩き出す。

 結局、この虎の子を1点を守り切ったトッテナムが先勝。シティは、返す返すもPK失敗が痛恨だった。

 第2レグは、シティ・オブ・マンチェスターで4月17日に開催される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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