鹿島に逆転負け…風間監督が悔やんだ勝敗の分かれ目は?「1-0になってからやり方を変えてしまった」

2019年04月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「少し自分たちがテンポを落としてしまった。そこでしょうね」

風間監督は先制後の対応を課題に挙げた。写真:滝川敏之

 鹿島に1-2で逆転負けを喫した名古屋の指揮官が、独特の表現で敗因を振り返った。
 
 試合後のフラッシュインタビューに応じた風間八宏監督は、「よくやったと思うが、1-0になってからやり方を変えてしまった」と述べ、「少し自分たちがテンポを落としてしまった。そこでしょうね」と勝敗を分けたポイントを挙げた。
 
 アウェーの県立カシマスタジアムに乗り込んだ首位チームは、立ち上がりから相手を圧倒。小気味よいパスワークとドリブルでの仕掛けをミックスし、アジア王者を多角的に攻め立てた。そうして迎えた後半立ち上がりの47分、右サイドを豪快に上がったDF中谷進之介のクロスをガブリエル・シャビエルが仕上げ、願ってもない先制点を手に入れている。
 しかし、そこからだ。
 
 先制点でホッと一息ついたのか、名古屋は攻撃の手を緩めてしまう。風間監督が「テンポを落としてしまった」と見ていたチームは、受けに回って一気に押し込まれ、72分にクロスから土居聖真に同点弾を許し、81分にはレオ・シルバに圧巻の"4人抜き"弾をお見舞いされた。
 
 とはいえ、指揮官に落ち込んだ様子はなく、「ただ、我々はまだまだ勉強する余地がありますし、今日はこれだけの相手を完全に押し込みましたので、続けていきたいと思います」と先制点を奪うまでの選手たちの奮闘を称え、「自分たちがやるべきこと、特に距離ですね。それをしっかりやっている時は完全に押し込んだ。それが少しテンポを落とした時に、初めて受けてしまった。そこを学んでほしいです」と前を向いていた。
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