「日本と韓国は似ている。ただ…」名手ファルカオは両代表チームの“違い”をどう見ている?

2019年03月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「カウンターアタックが強烈でハードワークにも精を出して…」

火曜日の韓国戦に意気込む、コロンビアの英雄ファルカオ。東アジアツアーでの2戦連発を狙う。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 金曜日のキリンチャレンジカップで、コロンビア代表は日本代表に1-0で勝利。ロシア・ワールドカップで敗れた雪辱を果たし、その試合で決勝点となるPKを決めたのが、エースFWのラダメル・ファルカオだ。

 カルロス・ケイロス新監督が率いるチームはすでに次なる遠征先で調整を続けている。日本のお隣り・韓国で、森保ジャパンがボリビア代表と戦う同じ火曜日に、こちらもテストマッチを迎える。

 ソウル近郊の練習場で母国メディアの前に登場したファルカオは、日韓両代表チームの違いについて問われ、以下のように私見を述べた。

「日本と韓国はとても似たスタイルを持ったチーム同士だと思う。日本のほうがより技巧に長けていて、ボール扱いが巧い。かたや韓国はよりフィジカル面での強みがあると言えるだろう。でもカウンターアタックが強烈でハードワークにも精を出す点など、似たコンセプトで取り組んでいると見ている。ただ、実際はどうかな。火曜日までに(韓国代表のことを)もう少しどんなチームか、見極める必要があるだろうね」

 
 発足したばかりの新政権だが、チームの雰囲気はすこぶる良好のようだ。

「新しいなにかを生み出そうというポジティブなムードに包まれているよ。遠く東アジアの地まで遠征に来たわけだけど、誰ひとりとして気を抜く選手はいないし、勝利のためにひとつになれている。その意味で、新チームで最初の試合となった日本戦に勝利できたのは本当に大きな意味があった。韓国戦でもまずは勝利を第一に目ざしつつ、選手同士で細かい戦術的な確認ができればと思う。コパ・アメリカまで時間は多くないからね」

 時差ボケが解消されるだろう韓国戦で、ファルカオとコロンビア代表はいかなるパフォーマンスを披露するのだろうか。かたや日本代表は、金曜日に韓国が1-0で下したボリビア代表と対戦。2連敗中の悪しき流れを断ち、神戸の地で凱歌を上げたいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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