「日本は明確なアイデアを持ってなかった…」「ケイロス新時代が始まった」コロンビア紙は森保ジャパンに辛辣意見!

2019年03月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

ロシア・ワールドカップの雪辱を果たしたコロンビア

前半は軽やかなドリブルからチャンスを創出した中島だったが、相手が対応の仕方を変えた後半は目立つ場面は少なかった。 写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 3月22日、コロンビア代表との親善試合に臨んだ日本代表は0-1で敗れた。

 序盤から中島翔哉を中心に主導権を握った日本だったが、ジェリー・ミナとダビンソン・サンチェスというプレミアリーグで研鑽を積んでいるCBコンビを中心にしたコロンビアの堅守に苦戦を強いられた。そして、迎えた64分に冨安健洋がハンドでPKを献上すると、これを相手エースのファルカオに決められて先手を取られてしまう。

 その後、香川真司(65分)と乾貴士(71分)、鎌田大地(79分)など、期待のアタッカーたちを矢継ぎ早に投入していった日本だったが、最後まで執拗なマークを怠らなかった黄色い壁を打ち破ることはできなかった。

 先月7日に始動したばかりのカルロス・ケイロス体制の初陣を飾り、昨夏のロシア・ワールドカップのグループリーグ初戦で敗れていた日本に対して雪辱を果たしたコロンビアへは、地元メディアからも賛辞が送られている。
 
 コロンビアの日刊紙『El Tiempo』は、マッチサマリーにおいて、「コロンビアはシュートとパスに問題を抱えていた。ただ、日本も危険を冒してゴールを目指したが、ファイナルサードを攻め崩すための明確なアイデアを持っていなかった」と森保ジャパンが攻撃の精度を欠いたことを指摘した。

 また、コロンビア・メディア『Caracol』も「ケイロスによる新時代は日本からの勝利で始まった」と銘打ったマッチサマリー内で、「危険な動きは少なかったが、我々が苦手とするアジア人の動きは封じた。補完的な現段階においては強く見えた」と綴った。

 コロンビアに僅差で敗れた森保ジャパンは、今後、いかに修正していくのか。ボリビアと対戦する26日に一戦も注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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