「僕の練習態度が悪いと言った人たちは…」ジダンの復帰初戦で“サプライズ先発”を飾った守護神がチクリ!

2019年03月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

ソラーリ前監督ヘの恨み節は⁉

ジダン監督の復帰初戦で先発に抜擢されたナバス。指揮官の期待に応える活躍を見せた。(C) Getty Images

 レアル・マドリーは3月16日、ラ・リーガ第28節でセルタにホームで2-0と勝利した。11日に電撃復帰したジネディーヌ・ジダン監督は、初陣を白星で飾っている。

 得点をあげたイスコやガレス・ベイル、アシストを記録したマルセロなど、ジダン監督はサンチャゴ・ソラーリ前監督の下で冷遇されていたワールドクラスたちを先発に起用。選手たちはその期待に応えた。

 GKのケイラー・ナバスもそのひとりだ。ティボー・クルトワが加入した今シーズン、出場機会を失っていたナバスは、リーグ戦では1月13日の第19節ベティス戦以来となる4試合目(うち2試合はクルトワの加入直後)の出場だった。にもかかわらず、マキシ・ゴメスのヘッドを俊敏なセーブで防ぐなど、完封勝利に貢献している。

 スペイン紙『Marca』によると、ナバスは試合後に「監督を比較したことはない。過去は過去だ。チームはとても良い仕事をしている。ロッカールームに喜びが届いた。大事なのはそれだ」と、ソラーリに対する恨み節を口にすることはなく、前を向いている。

「ジダン監督は全員と個別に話し合った。変更が必要だったかどうか、自分には分からない。クラブはそれが必要だと考えた。僕たちはプロらしくあり、仕事をしなければいけない」

 ただ、自身に対するこれまでの不当な批判には、不快感を隠さなかった。

「僕の練習態度が悪いと言った人たちは、僕のことを知らないか、練習を見たことがないと白状すべきだ。どんな風に練習に取り組んで行くかはみんなが知っている」
 
 そしてコスタリカ代表GKは、こう続けた。

「トンネルには常に出口があるものだ。そのために仕事をしてきた。いまは楽しみたい。僕はやるべきことをして、監督の決定を待つだけだ。今日は太陽が出てくれた。意欲を失ったことはない。常に貢献しようと努めている。より一生懸命取り組んで、この状況から抜け出すよ。今後のことはこれから見ていこう。僕はいつも通り、ここで役割を全うする。未来について考えると、いまが歪められてしまう。

 もっとも大切なのは、チャンスを得るためにトレーニングを積み、今日はそのチャンスをもらえたということだ。僕も家族もここでうまくやっている。いまは今、マドリーに残りたいという自分の希望は変わっていない。(2020年)までの契約を全うするつもりだよ」

 第1次政権下でも信頼し続けてくれたジダンの下で、ナバスは再び輝くのか。残り10試合での指揮官の起用法、そしてナバスのプレーに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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