「攻撃の効果がまるでなかった!」香川真司とセルビア代表アタッカーの“初共演”にベジクタシュ指揮官は不満爆発!

2019年03月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

3試合ぶりに先発復帰を果たした香川

ピッチを駆け回って攻撃の起点となった香川。しかし、相手の堅守に手を焼き決定的なシーンはほとんど作り出せなかった。 (C) Getty Images

 現地時間3月16日、トルコのシュペル・リギの第26節が行なわれ、ホームにギョズテペを迎えたベジクタシュは1-0で勝利した。

 今年1月の移籍マーケットでドルトムントからベジクタシュに電撃加入して以来、5戦3ゴールと好調を維持してきた日本代表MFの香川真司は、この試合で3試合ぶりに先発復帰。4-2-3-1のトップ下で起用されると、同じポジションを争うアデム・リャイッチが左サイドハーフに入って、先発として「初共演」を果たした。

 だが、その内容は決して芳しくはなかった。46分に香川を起点にした速攻からブラク・ユルマズの決勝ゴールを奪ったとはいえ、ベジクタシュはギョズテペの連動した守りに攻めあぐねるシーンが多く、期待されたリャイッチと香川のコンビも連係不足の感が否めなかった。
 
 トルコ紙『Fanatik』によると、香川とリャイッチを初めて同時に抜擢する采配を振るったシェノール・ギュネシュ監督は試合後、「カガワとリャイッチを一緒にプレーさせてみたかった」と説明したうえで、「しかし、攻撃での効果がまるでなかった。我々はもっと攻撃的に行くべきだったんだよ」と二人のプレーに不満を爆発させた。

 しかし、先制点の起点となったことからも分かる通り、この日の香川自体は90分にベンチに退くまで、随所でキレのある動きを披露していた。ロシア・ワールドカップ以来の選出をされた日本代表の一員として参加する今月22日のコロンビア戦に向けて、不安はないと言えるはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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