今季未勝利の磐田…名波監督は3つの難局に「試合をコントロールできる状況じゃなかった」

2019年03月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

前半なかばから10人の戦いを強いられることに

磐田で6年目の指揮を執る名波監督。プレーオフにまで回った昨年の苦い経験を糧に再興を期すシーズンだが…。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ3節]磐田1-2大分/3月9日/ヤマハ

 今季いまだ白星を挙げられていない磐田が、3戦目で初黒星を喫した。

 1-1で迎えた55分に大分の後藤優介に勝ち越しゴールを奪われ、これが決勝点に。磐田は3節を終えて2分け1敗となった。 

 試合後、フラッシュインタビューに応じた名波監督は、試合を振り返り、「先に点を取られたその後の難しさ、退場者が出てしまった難しさ、川又が出血して長い時間を9人で戦わなければならない、そういう難しさもあった。ゲームをコントロールできるような状況じゃないゲームだった」と、3つの難しい状況を挙げて、ゲームプランに大きく影響したことを明かした。
 
 試合は、立ち上がりの13分に大分の藤本憲明に先制点を許す展開。24分にはDFの大南拓磨が藤本へのラフプレーで退場処分を受け、前半の早い段階で10人となってしまった。41分、アダイウトンのゴールでいったんは同点とするものの、55分には守備陣が耐え切れずに、大分の後藤優介に勝ち越しゴールを与えてしまう。さらに反撃に転じたい終盤には、川又堅碁が接触プレーで出血しピッチ外で治療を受ける時間が長くなるなど、不運を強いられた面もあった。

 指揮官は「まだ思った通りに動いてくれてなかったところが多々あった。連動性はまだまだ足りない」と語り、チームのパフォーマンスには納得していない一方で、「今日はそこ(攻撃面)の評価はなかなか難しかった」と、想定外の状況が続いたゲームに渋い表情を見せていた。

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