R・マドリー元会長が衝撃の暴露!ペレス会長の復帰要請にジダンの返答は… 

2019年03月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

モウリーニョが本命との報道もあるが…。

18年5月にマドリーの監督を電撃退任したジダン(左)。ペレス会長(右)との溝が深まったのも一因だった。(C) Getty Images

 チャンピオンズ・リーグ(CL)でアヤックスにホームで4失点を喫し、屈辱的なラウンド・オブ16敗退を余儀なくされたレアル・マドリー。当然ながら監督人事の行方が取り沙汰されている。

 本拠地サンティアゴ・ベルナベウで行なわれた宿敵バルセロナとのクラシコで連敗したことで、コパ・デル・レイでも準決勝で敗退し、ラ・リーガでは首位バルサとの勝点差が12ポイントに開いた。無冠に終わる可能性が極めて高い。

 この危機的状況に、フロレンティーノ・ペレス会長は、3年連続でビッグイヤーをもたらしたジネディーヌ・ジダン元監督に助けを求めたようだ。

 その驚きの事実を明かしたのは、マドリーの元会長であるラモン・カルデロン氏。英公共放送『BBC』で「6日、ペレス会長がジダンに電話で復帰を働きかけたのを知っている。ただジダンはすぐの就任を断った」と暴露したのだ。

 そして、こう続けている。
「ジダンは6月に復帰する可能性については否定していない」

 これまでペレス会長が望んでいるのは、2010年から13年まで指揮を執ったジョゼ・モウリーニョの復帰とも言われてきた。カルデロン氏も「ペレス会長のファーストチョイスはモウリーニョだった」と認めているが、CLでの衝撃的な大敗で自身への批判の声が高まっている会長が、ファンから根強い人気のあるジダンを復帰させることでその矛先をかわそうとした可能性はある。
 
 また、カルデロン氏自身は、モウリーニョの招聘には否定的な見解を示した。

「モウリーニョはジダンとはまったくスタイルの異なる監督だ。呼び戻すのは選択肢のひとつだが、私にとっては意味のないことだ」

 さらに、こう付け加えている。「(シーズン終盤の)この時期では、何をしてもうまくいかない可能性が高い。クラブはこのまま(ソラーリ監督のままで)シーズンが終わるのを待つだろう。ただ、メディアやファンの批判に耐えるには、3か月はとても長い」

 一時代の終焉や今夏の改革が叫ばれている"白い巨人"。チーム再建の第一歩となる監督人事で、ペレス会長はどのような決断を下すのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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