ルーキーたちのパフォーマンスを総チェック!J1、J2の開幕戦で存在感を示したのは?

2019年02月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

J1では大卒ルーキー2名が出場!一方で高卒やユース昇格組は...

湘南の大橋(左)と名古屋の相馬(中央)は得意のドリブルで好機を創出。京都の上夷(右)は高さと速さを利した守りで存在感を示した。(C)SOCCER DIGEST

 2月22日から24日に掛けて、J1とJ2の開幕戦が行なわれた。
 
 今季のオープニングマッチでは元スペイン代表のダビド・ビジャが神戸デビューを飾り、プロ3年目を迎えた17歳の久保建英(FC東京)が開幕戦で鮮烈なプレーを披露。注目の助っ人プレーヤーや気鋭の若手が2節以降にどんな働きを見せるか気になるところだ。
 
 その一方でルーキーたちもオープニングマッチでいきなり出番を得ており、プロサッカー選手として第一歩を踏み出した。
 
 J1の開幕戦では、2名が出場機会を獲得。高卒でスタメン出場やベンチ入りを果たした者はいなかったが、大卒では早稲田大出身の相馬勇紀(名古屋)が64分からピッチに立った。昨季も特別指定選手としてリーグ戦に9試合出場していた有望株は、得意のドリブルで好機を演出。79分には自らゴール前に持ち運ぶとペナルティエリア内でリターンパスを受け、右足で豪快に蹴り込んで今季初ゴールを奪った。
 
 その他では中央大から湘南へ加入した大橋祐紀が札幌戦の54分から出場。3-4-2-1のシャドーでプレーし、キレのある仕掛けで多くのチャンスに絡んで好印象を残した。
 
 また、J2では5名が先発の座を掴み、4名が途中からピッチに送り込まれた。高卒では唯一の出場となった青森山田高出身のU-18代表・三國ケネディエブス(福岡)は琉球との開幕戦にCBで先発。高さで違いを見せるも、ポジショニングなどで多くの課題を残す結果に。チームも1-3で敗れ、ほろ苦いデビュー戦となっている。

 京都は大卒の3名をいきなり先発に抜擢。明治大出身の上夷克典、早稲田大出身の冨田康平 、関西学院大出身の中野克哉が揃ってフル出場を果たした。

 開幕戦の経験を糧に各クラブの新人プレーヤーは今後どんな活躍を見せるのか。今週末の2節も注目だ。
 新人選手の開幕戦における出場記録などは下記の通り。※【】内は対戦相手、スコア、出場時間。

J1
相馬勇紀(名古屋)【鳥栖○4-0(64分IN)】
大橋祐紀(湘南) 【札幌○2-1(54分IN、87分OUT)】
小島享介(大分) 【鹿島○2-1(ベンチ入り)】

J2
鈴木徳真(徳島) 【鹿児島●3-4(59分OUT)】
長倉 颯(岐阜) 【山形○2-0(フル出場)】
会津雄生(岐阜) 【山形○2-0(73分IN)】
坂元達裕(山形) 【岐阜●0-2(67分IN)】
上夷克典(京都) 【新潟△0-0(フル出場)】      
冨田康平(京都) 【新潟△0-0(フル出場)】
中野克哉(京都) 【新潟△0-0(フル出場)】
福岡慎平(京都) 【新潟△0-0(ベンチ入り)】
新井直人(新潟) 【京都△0-0(フル出場)】
村田航一(水戸) 【岡山○1-0(74分IN)】
浅野雄也(水戸) 【岡山○1-0(90+2分IN)】
岡田優希(町田) 【東京V○1-0(85分IN)】
袴田裕太郎(横浜FC)【長崎●0-1(ベンチ入り)】
中山克広(横浜FC)【長崎●0-1(ベンチ入り)】
小野原和哉(山口)【柏●1-2(65分IN)】
菊池流帆(山口) 【柏●1-2(ベンチ入り)】
三國ケネディエブス(福岡)【琉球●1-3(フル出場)】
北島祐二(福岡)ベンチ入り【琉球●1-3(ベンチ入り)】
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