かつて東福岡高で高校選手権２連覇を果たし、アビスパ福岡や名古屋グランパス、セレッソ大阪でも活躍した元Ｊリーガーの宮原裕司氏。引退後は指導者の道に進み、古巣・福岡のアカデミー部門を統括するなど育成のスペシャリストとして辣腕を振るいながら、史上最年少（当時36歳）で指導者Ｓ級ライセンスを取得した。今春からは拠点をガンバ大阪に移し、U-23チームのコーチに就任。新たなチャレンジをスタートさせている。

　現日本代表のDF冨安建洋（シント＝トロイデン）を教え子に持つ宮原氏が、４月から始動させるのがサッカースクール『i am』だ。現役時代にファンタジスタとして鳴らし、指導者に転身してからも選手一人ひとりの個性を伸ばす術に定評があった氏が目ざすのは、"考える"力の育成。「選手たちには"教わる"のではなく、みずから"考える"ことを植え付けたい。そして選手の個性を分析したうえで、さらなる成長を促したい。これまでにない新しいサッカースクールです」と説明する。

　まずは福岡県内で開校される『i am』では、現在無料体験プログラムの参加者を募集中だ。すでに数多くの小中学生がエントリーしており、「小倉南校」「小倉北日明校」「宗像校」「博多校」の４会場で３月中旬まで受付中。公式ホームページ（http://iam2018.jp/schedule/）から申し込みが可能だ。

　プロの育成者が練り上げた斬新なメソッドを、ぜひとも体験してほしい。